(  ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ


6:第10話 不安の交差 :2006/09/19(火) 23:47:31.60ID:r6BJQQVZ0


ブーンの部屋。
ブーンが布団の上にいる。

( *^ω^)「にこにこにこにこ」

ξ;゜凵K)ξ「・・・」

(; ゜∀゜)「・・・」

川=;'')=「・・・」

( ^ω^)v「どうしたんだお? 皆! もっと明るく行こうぜ!」

川=*'A')=「わ、コイツ、うぜえ・・・」

8:第10話 :2006/09/19(火) 23:49:16.21ID:r6BJQQVZ0

( ;^ω^)「会ったばっかりの人に対して、ちょっと酷いお・・・」

ξ;゜凵K)ξ「ぶーん・・・?」

( ^ω^)「お?」

ξ;´兪)ξ「お主、本当に人間か・・・?」

( ^ω^)「・・・? ツンほどじゃないお」

ξ;´兪)ξ「いや、お前、昨日すごい大怪我してたんだぞ?」

( ;^ω^)「お?」

(; ゜∀゜)「櫛使いは、人間じゃなくなるのか・・・?」


11:第10話 :2006/09/19(火) 23:52:49.07ID:r6BJQQVZ0

(,,゜Д゜) 「・・・俺のお陰だろう」

ξ゜凵K)ξ「む? ぎこ?」

川=*'')=「なんだ。いたの?」

(,,゜Д゜) 「・・・その毒舌キャラ、止めろよゴルァ・・・」

( ゜∀゜)「そうか、ブーンはギコの力を奪ったんだったな」

ξ゜ー゜)ξ「ふむ、なるほどな。それで猫又の治癒の術も効いたか」

川=*'')=「あれは本来、人間には効きませんからね」

( ゜∀゜)「ではやはり、ブーンは人間ではないと」

( ;^ω^)「・・・なんか、酷い言われようだお」

12:第10話 :2006/09/19(火) 23:53:42.50ID:r6BJQQVZ0

( ^ω^)「あの、猫又さん・・・」

川=*'')=「何?」

( ^ω^)「ドックンは・・・?」

川=*'−')=「兄者は・・・」

ξ゜ー゜)ξ「・・・どうせ、ドクオに術を掛けられてから、
  全体の流れをもあまり覚えてないのであろうが?」

( ;^ω^)「お・・・」

ξ^ー゜)ξ「よし。儂じきじき、教えてやろう」

( ^ω^)「頼むお」

14:第10話 :2006/09/19(火) 23:55:55.08ID:r6BJQQVZ0

ξ゜凵K)ξ「まず、術を掛けられたお前は、それはそれは情けなく
  ぐだぐだ どくおに愚痴っておった」

( ;^ω^)「・・・」

ξ゜凵K)ξ「一方、儂は向こうの頭の もなーの奴に
  面倒くさいことをやれと言われておったが、断った。
  そしたら、あの馬鹿が攻撃を仕掛けてきた」

( ;^ω^)「・・・」

ξ゜凵K)ξ「そこで、術にかかって混乱しているお馬鹿なお前が、
  もなーの術の前にふらふら出てきて大怪我をしたのだ」

( ;^ω^)「お・・・」

ξ゜凵K)ξ「そこで、邪魔者のお主が消えて
  後は、儂が もなー達を片手で捻ってやったのよ!」

( ;^ω^)「おお! ツンは凄いお!!!」

ξ(゜∀゜*ξ「ふっ・・・」

(; ゜∀゜)「・・・まあ、いいか」

15:第10話 :2006/09/19(火) 23:59:15.61ID:r6BJQQVZ0

川=*'')=「兄者・・・ドクオは、モナーの方へついていった」

( ;^ω^)「・・・ドックン」

川=*'')=「それだけ、人間たちが憎かったのかな」

( ;^ω^)「な、なんで、妖怪達はそんなに人間を憎んでいるんだお?」

( ゜∀゜)「ブーン、それは正確じゃないな」

( ;^ω^)「お?」

16:第10話 :2006/09/20(水) 00:00:08.98ID:/t8VAqDF0

( ゜∀゜)「正確には、時代に乗れなかった妖怪達が人間を憎んでいるのさ」

川=*'')=「今の世に適応できない妖は、
  人間の手があまりこない所へと逃げるしかなかったの」

( ;^ω^)「皆みたいに、力あるやつ等でもかお?」

川=*'')=「今の人間の作るものは、大抵が我々には害になるの・・・
  コンクリートの建物や、ゴミみたいな・・・もの」

( ゜∀゜)「俺は適応できたんだがな・・・それらに触れて体を壊すものもいるし。
  適応できなかった奴等は最初は抵抗したが、結局は、な」

( ;^ω^)「そうか、ブーン達が皆の住処を奪ったからかお・・・」

18:第10話 :2006/09/20(水) 00:01:23.27ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「・・・ごめんだお」

川=*'')=「・・・」

( ゜∀゜)「・・・お前に謝られても」

ξ゜凵K)ξ「それで、もなーは人間の世をひっくり返そうと同士を集めておったのだ」

( ^ω^)「ツンは、それを断ったのかお?」

ξ゜凵K)ξ「・・・ああ、鬱陶しかったからな」

( ^ω^)「ありがとうだお、ツン」

ξ゜凵K)ξ「・・・はあ?」

20:第10話 :2006/09/20(水) 00:04:51.26ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「だって、それならツンはブーン達のために戦ったようなものだお・・・」

ξ#`凵L)ξ「ば、馬鹿言うな! たんに、もなーが気に食わなかっただけだ!」

( ^ω^)「それでも、ありがとうだお・・・」

ξ*`凵L)ξ「ち・・・おめでたい奴だな・・・」

川=*'ー')=「・・・」

22:第10話 :2006/09/20(水) 00:05:32.58ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「あの・・・」

( ゜∀゜)「ん・・・?」

( ^ω^)「モナー達と、和解する方法ってないのかお?」

ξ;゜凵K)ξ「・・・は?」

(; ゜∀゜)「・・・」

川=;'')=「・・・」

(,,゜Д゜) 「ふん。やっぱり言い出したか・・・」

川=*'')=「その、ふん、俺は分かってたぜ・・・的な発言がむかつくんですけど」

(;,,゜Д゜)「・・・お前も十分、むかつくんだが」

23:第10話 :2006/09/20(水) 00:08:06.36ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「・・・そんなに変な事かお?」

ξ;゜凵K)ξ「ぶーん。お主、あれだけやられて悔しくはないのか?」

( ^ω^)「うーん。それより、争いの方が嫌だお・・・」

ξ;゜凵K)ξ「・・・はあ。本当に御目出度い奴だ」

川=*'')=「これも ゆとり教育の弊害?」

(; ゜∀゜)「二人とも、酷いなあ・・・」

(,,゜Д゜)「まあ、そこの小僧の頭も酷いからこんなもんだろ」

(; ゜∀゜)「三人ともか・・・」

( ^ω^)「仲良くやれたほうが、楽しいお・・・」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

24:第10話 :2006/09/20(水) 00:09:07.75ID:/t8VAqDF0

(,,゜Д゜)「ツン」

ξ゜凵K)ξ「何だ、ぎこよ」

(,,゜Д゜)「お前が昨日、最後に使った術・・・あれ、何だ?」

ξ;゜凵K)ξ「うーん・・・やはり、思い出せんな・・・」

( ^ω^)「え? 何の話だお?」

26:第10話 :2006/09/20(水) 00:11:35.72ID:/t8VAqDF0

(,,゜Д゜)「お前がやられて、切れたツンが訳分からん術を使ったんだよ。 しかも、ツンは覚
えてないんだとよ」

ξ;゜凵K)ξ「おい、誤解がしょ・・・

( *^ω^)「え! ブーンがやられて、ツンは怒ってくれたのかお!?」

ξ;゜凵K)ξ「ち、ちが・・・

( *^ω^)「つーんちゃあああん!!!!」

ξ#゜∀゜)ξつ「・・・雷よ・・・・」

(メ+ω+),,>Д<)「ぎゃああああああああああああああ」

川=*'')=「バカばっか」

(; ゜∀゜)「怖いよう・・・迂闊なこと言えない・・・」

27:第10話 :2006/09/20(水) 00:12:31.81ID:/t8VAqDF0


ブーンとギコは部屋の真ん中で焦げている。
ジョルジュは隅で何故か体操座りをしながら、震えていた。

ξ゜凵K)ξ「そうだ、猫又よ」

川=*'')=「はい」

ξ゜凵K)ξ「お主やもなーが、夜とかなんとか言ってたが・・・?」

川=*'')=「・・・」

川=*'')=「止めた方がよいかと・・・」

ξ゜凵K)ξ「む・・・?」

28:第10話 :2006/09/20(水) 00:16:01.34ID:/t8VAqDF0

川=*'ー')=「忘れてしまった程度の記憶なら、無理に思い出す必要もありません」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

川=*'')=「それより、これからどうしましょう?」

ξ゜凵K)ξ「・・・そうだな」

「その話、私も参加させてもらえませんか?」

突然、部屋の外から誰かの声がした。

29:第10話 :2006/09/20(水) 00:17:16.49ID:/t8VAqDF0

川=*'')=「何者だ!!!」

猫又はブーンのドアを蹴破った。ドアとその向こうにいた誰かが、一緒に飛んで壁に叩きつけ
られた。

ξ;゜凵K)ξ「猫又・・・」

川=*'')=「さあ、名乗れ!」

「もっと、マシな登場の仕方が良かったな」

ジョルジュは仕方なく、ドアの下に倒れている人間を助けてあげた。

30:第10話 :2006/09/20(水) 00:18:01.00ID:/t8VAqDF0

ξ゜凵K)ξ「・・・ぶーんと同じ臭いがするな。さては、血族か?」

(´・ω・`)「ブーンの父。名はショボンといいます」

川=*'')=「話に参加したいとは? どういうつもりだ?」

(´・ω・`)「いや、何。難しい話じゃありません」

ξ゜凵K)ξ「・・・言ってくれ」

(´・ω・`)「ぶち殺すぞ・・・」

突然、ショボンが猫又の額を突いた。

川=*><)=「ふぎゃああああああああああああ!!!」

猫又は額を押さえて、部屋の中を転がる。
猫又の額には、お札のようなものがくっ付いていた。

32:第10話 :2006/09/20(水) 00:20:35.68ID:/t8VAqDF0

ξ#゜凵K)ξ「ただの人間ごときが・・・儂とやる気か?」

ツンは右手を、ショボンに向ける。
ショボンも、ツンに向けて何処からか出した錫杖を構えた。
スーツ姿のショボンに、錫杖は酷く似合わない。

(´・ω・`)「悪いが、馬鹿息子でも 妻との大事な子供なんでね。
  お前に恨みはないが、死んでくれ」

ξ#゜∀゜)ξ「・・・舐めるな!」

ツンが髪の先を刃へと変化させ、回転しながらショボンに斬りかかった。
ショボンはツンの斬撃を全て、錫杖で受け流す。

ξ#゜凵K)ξ「ただの人間にしてはやるではないか」

(´・ω・`)「君も、ただの妖怪じゃないだけあって、やるね?」

軽口を叩きながらも、両者は激しく打ち合っている。

34:第10話 :2006/09/20(水) 00:22:01.63ID:/t8VAqDF0

しばらく打ち合った後、
ツンは右肩に打撲の後、ショボンは顔に2箇所切り傷がみえた。

(´・ω・`)「・・・そろそろ、決着を付けないか?」

ξ#゜∀゜)ξ「・・・同感だ!」

一人と一匹が、最後にしようと力を込めた攻撃を放とうとした瞬間。

「・・・やめるお!」

ツンの髪の刃は何かに絡まり、
ショボンの錫杖が誰かに掴まれて動かせなくなった。

35:第10話 : 2006/09/20(水) 00:22:41.99ID:/t8VAqDF0

櫛の力を使うブーンが、一人と一匹の動きを止めている。

( ^ω^)「争いは良くないお」

(´・ω・`)「ブーン、馬鹿者。その手を離しなさい」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

ショボンはブーンの手を振り払おうと、錫杖に力を込める。一方、ツンはあっさり、髪の変化を
解いた。

( ;^ω^)「お?」

(´・ω・`)「うん?」

36:第10話 : 2006/09/20(水) 00:24:30.91ID:/t8VAqDF0

ξ゜凵K)ξ「・・・しょぼん? よ。お主の攻撃、本気には思えん」

(´・ω・`)「バレたか。意外と冷静だな」

( ;^ω^)「お?」

ξ゜凵K)ξ「だが、理由はわからん。何を狙っておる?」

(´・ω・`)「・・・見極めるため」

ξ#゜∀゜)ξ「・・・ほお、人間の癖に偉そうに。それで?」

(´・ω・`)「優先して倒すべき敵でないことは分かった」

ξ#゜∀゜)ξ「・・・舐めてるのか?」

37:第10話 : 2006/09/20(水) 00:27:20.67ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「人間型の化け物が両手を使えない状態。危険度は低いな」

ξ#゜−゜)ξ「ぐ・・・」

( ;^ω^)「ツン!?」

ξ#゜∀゜)ξ「・・・試してみるか?」

(´・ω・`)「それに、意外と思考は冷静。そして、比較的 息子と友好的だ」

ξ#゜Δ゜)ξ「・・・はあああああああ!!!????」

(´・ω・`)「何か間違っていたか?」

ξ#゜Δ゜)ξ「前半はともかく、後半の内容には納得できんな!」

( *^ω^)「違わないじゃん、ツンちゃーん!

」ξ#゜ー゜)ξ「・・・また、雷を喰らいたいのか?」

(´・ω・`)「息子ながら、ウザイなあ」

( ;^ω^)「・・・」

39:第10話 : 2006/09/20(水) 00:29:21.19ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「まあ、館での様子を観察していたからね。
  今のは、確認みたいなもんだ」

ξ#゜Δ゜)ξ「ほお。認識違いも甚だしい!」

(´・ω・`)「馬鹿息子がやられて切れてたじゃないか」

( *^ω^)「つんちゃーーーーーーぎゃすっ

ブーンは倒れた。



41:第10話 : 2006/09/20(水) 00:29:21.19ID:/t8VAqDF0

ξ#`凵L)ξ「でだ。結局、お前は何がいいたいんだ」

(´・ω・`)「なに。親馬鹿と笑ってもらってもいいことなんだが」

ξ゜−゜)ξ「む?」

(´・ω・`)「息子に今後、近づかないで頂たい」

ξ゜−゜)ξ「・・・儂の行動に制限をつけたのは、お主の馬鹿息子だろうが」
(´・ω・`)「そう。だから、言いたくなかったが。
  今回の死に掛けた件でね・・・」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

42:第10話 :2006/09/20(水) 00:34:35.99ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「こいつは、まだ世の中がわかっていない。
  今の状態で櫛使いになって、いつ無駄に死ぬかわからん」

ξ゜凵K)ξ「小僧から、櫛を取り上げるか」

(´・ω・`)「そうだ」

ξ゜凵K)ξ「・・・先ほどの腕前から言っても、お主が櫛を持つと危険だ。 全力で邪魔させて
もらう」

(´・ω・`)「どうせ、私を殺せばブーンとはいられないぞ?」

ξ゜−゜)ξ「・・・関係ないだろぅ?そんな話は・・・」

43:第10話 :2006/09/20(水) 00:36:44.92ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「ふむ。なんか、苛めてるみたいだなあ」

ξ゜凵K)ξ「・・・は?」

(´・ω・`)「いや、何でもない。興奮しただけさ」

ξ;゜Δ゜)ξ「はああ?」

(´・ω・`)「・・・じゃあ、しばらく、様子を見させてもらうよ
  私はね」

ξ゜凵K)ξ「・・・私は?」


45:第10話 :2006/09/20(水) 00:38:13.05ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「もう一人、貴方に用がある人がいるんだ」

ξ゜凵K)ξ「・・・人間か?」

(´・ω・`)「何、既に面識はある。クーちゃんだよ」

ξ゜凵K)ξ「・・・」

ショボンが、ブーンの部屋から出て行った。

そして、
入れ替わりに据わった目をしたクーが入ってきた。

46:第10話 :2006/09/20(水) 00:40:12.86ID:/t8VAqDF0

川 ゜−゜ハ「・・・」

ξ゜凵K)ξ「何用だ?」

川 ゜−゜ハ「ブーンが大怪我をしたそうだな?」

ξ゜凵K)ξ「・・・もう、治った」

川 ゜−゜ハ「じゃあ、何でそこで倒れてる?」

ξ゜凵K)ξ「・・・これはこやつが勝手に、倒れただけだ」

川#゜凵Kハ「勝手にだと! 貴方の所為じゃないか!」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

47:第10話 :2006/09/20(水) 00:40:12.86ID:/t8VAqDF0

川 ゜−゜ハ「ブーンを戦いに巻き込まないでくれ。
  こいつは、争いなんて向いてない」

ξ゜−゜)ξ「・・・同感だ」

川 ゜−゜ハ「別に、ツンさんが悪いと思ってるわけじゃないがな・・・」

川 ゜凵Kハ「ブーンは、貴方といたら戦うことになる。
  そんなの、嫌だ。
  ブーンの父親にも言われたと思うが・・・
  ブーンにもう近づかないでくれ」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

川 ゜凵Kハ「貴方が危険だって、私は思わない。
  ブーンが目覚めたら、ツンさんのこと、私が説得するから・・・」

ξ゜凵K)ξ「そうか・・・では、頼む」

川 ゜−゜ハ「・・・ありがとう」

ξ゜ー゜)ξ「ふん。このアホ餓鬼と付き合わなくて済むと思うと
  ・・・せいせいするわ」

川 ゜−゜ハ「・・・」


49:第10話 :2006/09/20(水) 00:43:18.39ID:/t8VAqDF0

ξ゜凵K)ξ「猫又の札を剥がしてやってくれ。
  そしたら、こやつらを連れて出て行こう」

川 ゜ー゜ハ「わかった」

札をはがして貰った猫又は、不安そうな顔をツンに向けた。

ツンは無表情な顔をして、部屋の外を指差す。

ツンはギコとジョルジュの首を掴んで、
猫又とともにブーンの部屋から出て行った。


50:第10話 :2006/09/20(水) 00:45:55.58ID:/t8VAqDF0

・・・ブーンは目を覚ました。頬っぺたに柔らかい感触がある。

( -ω・) 「・・・?」

川*゜ー゜ハ「起きたか。ブーン」

( ^ω^)「あ。クーかお」

クーは、ブーンを膝枕していた。

川*^ー^ハ「心配したぞ。ブーンが大怪我したって」

( ^ω^)「大丈夫だお。平気、平気」

川*゜ー゜ハ「無理するな。しばらく、こうしててやる」



50:第10話 :2006/09/20(水) 00:47:07.76ID:/t8VAqDF0


( ^ω^)「・・・」

ブーンは、ぼうっとクーの太ももの上に頭を預ける。

クーの匂いが、ブーンの鼻腔をくすぐった。

( ^ω^)「・・・いい匂いだお

」川*"ー"ハ「馬鹿。何を言ってる」

( ^ω^)「・・・」

川*゜ー゜ハ「・・・」

( ^ω^)「お腹すいたお」

川*゜ー゜ハ「何か作ろうか?」

( ^ω^)「お」

ブーンは、クーの足をみた。
ほっそりとした、柔らかそうな白い足。


52:第10話 :2006/09/20(水) 00:48:22.53ID:/t8VAqDF0





( ^ω^)「もう、美味しそうな物が既にあるお・・・」




川*゜凵Kハ「え・・・?」




53:第10話 :2006/09/20(水) 00:49:58.96ID:/t8VAqDF0

Σ( ;^ω^)「あ! い、いや、何でもないお!!!」

川*゜ー゜ハ「? なんか、親父臭いぞ。ブーン」

( ;^ω^)「あ。うん。クーの足が綺麗だったから!」

川*"ー"ハ「ば、馬鹿だな。ほら、ご飯作ってくるから、頭をどけなさい」

( ;^ω^)「あ、御免だお!!」

ブーンは急いで頭をどけて、クーは部屋を出て行った。

56:第10話 :2006/09/20(水) 00:54:50.49ID:/t8VAqDF0

しばらく、ブーンが部屋でぼうっとしていると、クーに呼ばれた。

クーは居間で、三人分のご飯を作っていた。

( ^ω^)「三人分・・・? ツンの分かお?」

川 ゜−゜ハ「・・・ショボンおじさんのだ」

(´・ω・`)「久しぶりだな。馬鹿息子」

57:第10話 :2006/09/20(水) 00:56:04.95ID:/t8VAqDF0


( #^ω^)「・・・久しぶりだお。変態親父」

(´・ω・`)「ほう。変態親父と来たか・・・」

( #^ω^)「・・・ブーンは知っているお」

(´・ω・`)「なにをだい?」

( #^ω^)「裏の蔵のダンボールの中・・・」

Σ(;´・ω・`)「ぐっ・・・!う、嘘だ。夢だろ、これ。夢に決まっている」

( #^ω^)「ところがどっこい・・・! 夢じゃありません・・・これが現実!」

(;´・ω・`)「おおおおおおおおお・・・!」

川;゜−゜ハ(な、何を隠してたんだ・・・?)

58:第10話 :2006/09/20(水) 00:57:58.25ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「ところで、ブーン」

( #^ω^)「なんだお?」

(´・ω・`)「僕も、知っているんだよ?」

( ;^ω^)「な、何をだお・・・?」

(´・ω・`)「パソのDドライブの、新規フォルダの中身・・・」

Σ( ;^ω^)「な・・・!!!!」

(´・ω・`)「ふふふふふふふふふふ。ふが十個で、豆腐!」

( #^ω^)「むかつく・・・何があるのか、本当に見たのかお?」

62:第10話 :2006/09/20(水) 01:00:21.58ID:/t8VAqDF0

(´・ω・`)「ククク・・・。なるほど・・・・・・・・・凡夫だ・・・


  的が外れてやがる・・・」

( ;^ω^)「な、なにい!?」

(´・ω・`)「オレたち内藤家はな!

  そこら辺のナンパ道路や、ナイトクラブで、
  「見せてよ」「見ちゃらめえ」って、言い合って心をなぐさめあってるような
  負け犬どもとはわけが違うんだからな。
  「見る」と心の中で思ったならッ!
  その時スデに行動は終わっているんだッ!」

( ;^ω^)「あわわわわ・・・」

(*´・ω・`)「我が息子ながら・・・全開だったなぁ! ブーンさんよ!」

63:第10話 :2006/09/20(水) 01:02:20.86ID:/t8VAqDF0

川;゜−゜ハ「・・・えーと」

(´・ω・`)「あ、ごめんね。我が家の恥部が全開で」

川*゜ー゜ハ「後で見せてくださいね」

(´・ω・`)「無理」

( ;^ω^)「駄目だお!」

川*^ー^ハ「まあ、ブーンの部屋の辞書の箱の中身が別の物に変わってる事とか、
  おじさんの部屋の天井裏の中ぐらいなら知ってるがな」

( ;^ω^)「っ!」

(;´・ω・`)「!」

66:第10話 :2006/09/20(水) 01:05:14.48ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「・・・そういえば、さっきからツン達の気配を感じないお」

(´・ω・`)「話の変え方が唐突だな」

( ;^ω^)「別に誤魔化そうとしてるわけじゃないお。単に気になったんだお!」

川 ゜−゜ハ「・・・」

(´・ω・`)「・・・ツンさんか。あの妖怪なら・・・」

川 ゜−゜ハ「私が言う」

(´・ω・`)「・・・」

( ^ω^)「?」

(´・ω・`)「じゃあ、僕は自室に戻るよ。明日からの用意もあるしね」

川 ゜ー゜ハ「はい・・・」

68:第10話 :2006/09/20(水) 01:06:23.40ID:/t8VAqDF0

ショボンは食べ終わった食器を流しに置き、
居間から出て行った。

( ^ω^)「一体・・・?」

川 ゜−゜ハ「怒るかもしれないが・・・」

( ^ω^)「何だお? クー」

川 ゜−゜ハ「ツンさん達には出て行ってもらった」

69:第10話 :2006/09/20(水) 01:07:43.16ID:/t8VAqDF0

( ;^ω^)「! な、なんで!」

川 ゜−゜ハ「・・・ブーンに危険だと思ったから」

( ;^ω^)「でも、勝手に・・・!」

川*゜ー゜ハ「ブーン。君は戦ったりすることに向いてない。
  小さい頃から一緒にいた私がよく知っている」

( ;^ω^)「・・・ツンはまだ、野放しにしたら危険だお」

川 ゜−゜ハ「ブーン。君の長所は優しいことだ。
  でも、欠点でもある・・・」

( ;^ω^)「・・・お?」


70:第10話 :2006/09/20(水) 01:09:13.46ID:/t8VAqDF0

川 ゜A゜ハ「自分を大事にしてくれ」

クーは、ブーンの首に手をまわした。
ブーンの耳元で、クーは囁く。

川*゜A゜ハ「私は、君を失いたくないんだ」

( ^ω^)「クー・・・」

川*゜ー゜ハ「好きだから・・・」

( ^ω^)「クー。ブーンも、クーが好きだお」

川*"ー"ハ「ブーン・・・」


71:第10話 :2006/09/20(水) 01:10:30.15ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「でも、ツンやドックン、ジョルジュ達も好きなんだお」

川*゜A゜ハ「え・・・」

( ^ω^)「今更、放っておけないお!!!」

川*゜A゜ハ「ブーン!!!!」

( ^ω^)「ごめんだお、クー。でも、譲れないお。
  ツンはブーンが倒れたとき、怒ってくれたんだお・・・?」

川*゜A゜ハ「ブーン・・・」

( *^ω^)「あの、ツンが・・・ふふふ」

川 ゜−゜ハ「・・・」

( ^ω^)「それに、ツン達がモナーに負けたら
  クーにだって被害が及ぶお・・・」

川 ゜−゜ハ「・・・」

( ^ω^)「分かってくれお・・・」

川 ゜−゜ハ「・・・好きになさい」

74:第10話 :2006/09/20(水) 01:12:08.82ID:/t8VAqDF0

( ;^ω^)「御免だお、クー」

川 ゜ー゜ハ「・・・死んじゃ、駄目だぞ?」

( ;^ω^)「お」

クーはブーンから離れて、自分の荷物をまとめはじめた。
どうやら、帰るらしい。

( ^ω^)「帰るのかお・・・?」

川 ゜ー゜ハ「・・・ああ」

( ^ω^)「暗いから、送ってい
川 ゜ー゜ハ「大丈夫だ。近いしな」

75:第10話 :2006/09/20(水) 01:13:16.95ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「でも・・・」

川 ゜ー゜ハ「今から、ツンさんを探すんだろ? お馬鹿なブーン。
  ・・・私の分、謝っといてくれ」

( ;^ω^)「お・・・」

クーは一人出て行った。
少し寂しげな顔で、こういい残して

川 ゜ー゜ハ「ふふ。私の言うことは、伝わらないんだな・・・」


78:第10話 :2006/09/20(水) 01:13:16.95ID:/t8VAqDF0

( ^ω^)「・・・ブーンは、何か間違ったことをしているのかお・・・?」

( ^ω^)「・・・」

( ^ω^)「変だお。何か、お腹がすいたお・・・夕飯食べたのに」

( ^ω^)「・・・」

( ^ω^)「さて! ツンを探しにいくかお!!!」

ブーンは櫛を片手に、勢いよく飛び出して行った。


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