('A`)ドクオが吸血鬼になってしまったようです


55 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 22:52:45.36 ID:Xjlc4SPI0 
勝ち目は無いのだろうか……? 

数分ほど迷ったが、モララーは戦うことを決める 

弟者は大量に出血していたため、意識が朦朧とし始めていた 

(;・∀・)「お前はここにいろ。動くとマズいことになる」 
( ;´_>`)「ぁ…ぁぁ…」 

弟者の声はもうかすれていた 
こんな状態の弟者は連れていけない…というか役には立たない、そう判断した 

(;・∀・)「……いくか…」 

銃を取り出し、ケリをつけに向かう 
が、それは叶わぬことだった 

(;・∀・)「!」 

57 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 22:54:36.89 ID:Xjlc4SPI0 
突然、モララーの視界がグルリグルリと回転していく 

同時に、腹部に強烈な衝撃を感じる 

モララーは壁に叩きつけられグッタリと座りこむ。背骨が折れたようだ。体が動かない 

モララーを攻撃したのはブーンだった 

(;`ω´)「ッハァ、ハァ……皆はやらせないお……」 

内臓と骨の一部が破壊されているが、スーツによる防御のおかげでなんとか生きていた 

彼は意識を取り戻した後に、急いで向かっていたのだった 

(;-∀・)(目が……開けない……) 

モララーは自分を襲った相手にでき得る限りの殺気を送るが、もう風前の灯火だった 


58 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 22:57:20.06 ID:Xjlc4SPI0 
薄れていく意識 
思ったのは仲間達のこと 

皆自分のことを慕ってくれ、想ってくれた 
良き友であり、同士でもあった皆 
そんな彼らが大好きだった 

モナー 

ニダー 

兄者 

ギコ 

め〜てる 

ジョルジュ 

そして仲間達…… 

(; -∀-)(皆……俺もそっちにいくな……) 
(; -∀-)(ド……ドクオ……弟者……お…まえ…達は…ど・・・うか・・・) 

最後にドクオと弟者のことを心配し、そこで息が途切れる 

モララーは……死んだ 

60 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:00:25.00 ID:Xjlc4SPI0 
( ;´_>`)「モ…ララー……」 
(;`ω´)「お前も殺るお」 

そういうとブーンはゆっくりと歩き出し、弟者の前に立つ 

(;`ω´)「どういう死を……望むお?」 
( ;´_>`)「俺は……」 



( ;´_>`)「お前を殺して死ぬッッ!!」 



左手をブーンに振り向けながら銃を出し、頭を狙う 
トリガーを引こうとしたその時、弟者の顔面にはブーンの拳がめり込んでいた 

拳は頭蓋骨を砕き、そこから脳みそと血が混じった液体が流れ出る 

(;`ω´)「このクソ野郎どもめ」 

乱れる呼吸を整え、拳を引きぬく 

弟者の体が、ズルリと力無く倒れる 

そしてブーンはメンバー達の所へ向かった 
・・・ 


62:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:03:10.73 ID:Xjlc4SPI0 
( ;^ω^)「皆!大丈夫かお!?」 
(;‘ω‘ *)「なんとかっぽ…」 
 
瓦礫から這い上がったメンバー達 
ケガはしているが、全員(ぃょぅは除くが)無事だった 
 
これもスーツのおかげかも知れない 
しかし、スーツはもう破壊されている。戦闘の続行は不可能だ 
 
そこに……最後の男がやってきた 
 
('A`)「……」 
 
ドクオだ 
 
( ;^ω^)「ドクオ……」 
 
('A`)「……皆死んだ。め〜てるさんもジョルジュもギコも兄者さんもニダーさん、モナーさんも…
…そしてモララーさんと弟者さんも殺したんだろう?その手でよぉ……」 
 
ドクオの握られた拳からは、力を入れすぎたせいで皮が裂け血が滴っていた 
 
(#'A`)「俺はお前らを許さない!!覚悟しろッッ!!」  

64:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:05:26.16 ID:Xjlc4SPI0 
銃を両腕から取り出し、ブーンに狙いを定める 
 
( ;^ω^)「ドクオッ!!」 
 
雨のように放たれる銃弾 
その全てがブーンに命中していくが、怯まない 
 
腕をクロスさせ、ドクオに突進するブーン 
その勢いのまま、ブーンはドクオを押し倒した 
 
ブーンは馬乗りになり、ドクオの裾を掴み引っ張る 
 
( ;^ω^)「どうしてッ!こんなことになるんだおッ!!」 
 
(#'A`)「うるさいッ!!そうやって正義ズラするお前がムカツクんだよッ!!」 
 
 
(#'A`)「結局お前らは偽善者なんだよッ!!!」 
 
 
ドクオはブーンの腕を振り払い、突き飛ばす 
そして起き上がり、ブーンを思いっきり殴った 
 
( ;^ω^)「ぐッ……この野郎ォ!!」 
 
バキィッ! 
 
ブーンも負けずに殴り返す 
・・・  

66:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:10:05.09 ID:Xjlc4SPI0 
そこに、一つの銃声が響いた 
 
 
 
『ギョーン』 
 
 
 
(#'A`)「!!」 
 
振り向いた先…そこにはヒッキーがいた 
 
(;-_-)「さっさと死ねよ……異物め」 
 
ヒッキーはホルダーに銃を隠し持っていたのだ 
 
次の瞬間、ドクオの体が上半身と下半身に分かれてしまった 
 
破壊された体 
 
上半身の破壊された部位からは、背骨が露出してた 
 
ドクオは仰向けに倒れる 
 
( ;^ω^)「ド……ク……オ…」  

68:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:11:47.05 ID:Xjlc4SPI0 
('A`)「……」 
 
 
痛みは無い。ただ熱かった 
 
 
力が抜け出ていく。これが『死』 
 
 
死というものは生き物なら必ずくるものだ 
 
 
ただ、早いか遅いかの違いだけ 
 
 
ドクオの目には散っていった仲間達の姿が写る 
 
 
ニコニコと、ただ微笑んでいた 
 
 
( ;^ω^)「ドクオ……」 
 
ブーン達は転送されていく 
 
その後にはドクオの体だけが残った  

70:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:13:10.66 ID:Xjlc4SPI0 
 
 
 
 
 
('A`)「……俺はどこで間違えたのかな……」 
 
 
 
 
頭の中のクーが答える 
 
 
 
 
川 ゜ -゜) (間違ってはいないさ)  

71:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:15:12.32 ID:Xjlc4SPI0 
 
 
 
 
('A`)(俺も……そっちにいくのか) 
 
 
 
 
川 ゜ -゜) (そうだな……) 
 
 
 
 
('∀`)(ハハハ……ようやく解放されたなぁ……) 
 
 
 
 
72:◆ERGS03OiNo :2006/09/18(月) 23:17:36.04 ID:Xjlc4SPI0 
敗北ばかりの人生 
 
 
結局最後まで敗北してしまった 
 
 
しかし……これで敗北の人生も終わる 
 
 
ドクオは目を閉じ、やってくる死を暖かく迎えた 
 
 
安らかな死 
 
 
悲しげに吹いてくる風 
 
 
ドクオの魂を天へ導いていくように…… 
 
                             第15話(最終話) 終わり  




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