(  ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ


5 :第8話 化生のいる家2:2006/09/14(木) 21:36:06.33 ID:AMaUdqlE0

(  ^ω^)「さて・・・場所は・・・」 

ブーンはメールの添付ファイルを開く。 
・・・画像が粗くて、読みづらい。 

( #^ω^)「くそ、ジョッちゃん、もうちょっといい地図を送ってくれお・・・」 

ξ゚听)ξ「じょるじゅを呼ぶか?」 

(  ^ω^)「そうして貰えると、ありがたいお」 

ξ゚听)ξ「じょるじゅ! じょるじゅ!」 




6 :第8話:2006/09/14(木) 21:37:42.63 ID:AMaUdqlE0

ブーンの携帯の画面から、 
嫌な音とともにジョルジュが飛び出てきた。 

(*゚∀゚)「はい! ツンたま!」 

ξ゚听)ξ「たま?」 

(*゚∀゚)「・・・さま」 

ξ゚听)ξ「お主、滑舌が悪いのう・・・」 

(; ゚∀゚)「・・・」 




7 :第8話:2006/09/14(木) 21:39:29.04 ID:AMaUdqlE0

( ゚∀゚)「で、どのようなご用件でしょうか?」 

ξ゚听)ξ「高希家まで、道案内してくれ」 

(; ゚∀゚)「・・・地図をブーンに送ったと」 

(  ^ω^)「画像が悪くて読めないお」 

(; ゚∀゚)「そうですか・・・すいません。では、道案内します」 

ξ゚ー゚)ξ「うむ」 

( ゚∀゚)「ついでに、高希家について調べました。移動しながら報告します」 

ξ゚听)ξ「頼む」 

一人と二匹は、移動を始めた。 




8 :第8話:2006/09/14(木) 21:41:04.38 ID:AMaUdqlE0

( ゚∀゚)「高希家・・・この辺りでは有名な“悪魔の住む家”です」 

( ;^ω^)「悪魔・・・?」 

( ゚∀゚)「この家に住んだ人間は、皆、1ヶ月以内に原因不明の自殺を遂げています」 

ξ゚听)ξ「・・・儂ら、妖によるものか?」 

( ゚∀゚)「だと思います。だから、今は誰も住んでいません」 

(  ^ω^)「近所の人たちは、取り壊そうとは思わなかったのかお?」 

( ゚∀゚)「それは・・・土地の所有者も壊そうとしたらしいが、無理だったらしい」 

(  ^ω^)「なぜ?」 

ξ゚听)ξ「住んだ人間と同様、殺された・・・か?」 

( ゚∀゚)「はい。そうです」 

( ;^ω^)「・・・」 




9 :第8話:2006/09/14(木) 21:42:55.67 ID:AMaUdqlE0

( ゚∀゚)「今、高希家は人間ではない、我々の仲間の住処となっていると思ってよいでしょう」 

ξ゚听)ξ「そこに、わざわざ呼び出した。準備は万端であろうな・・・」 

( ;^ω^)「・・・ドックン」 



・・・ 
・・・・・ 

( ゚∀゚)「・・・あそこです」 

ξ゚ー゚)ξ「ふん、いい趣味じゃないか・・・」 




11 :第8話:2006/09/14(木) 21:48:56.63 ID:AMaUdqlE0

古びた屋敷。 
ツタが絡み、所々 窓は割れていた。 

今日が曇りだからかもしれないが、 
窓という窓が、灰色で塗りつぶされたような退廃的な雰囲気・・・ 


その雰囲気をむりやり掻き分け、 
ブーンたちは、館の中に入った。 





12 :第8話:2006/09/14(木) 21:50:12.70 ID:AMaUdqlE0

( ;^ω^)「・・・ドックン!」 

ξ゚ー゚)ξ「・・・さて、何がでるやら。隠れてる奴等は多そうだが・・・」 

(; ゚∀゚)「私は・・・戦闘は苦手ですよ?」 

ξ゚听)ξ「ああ、期待しとらん」 

(; ゚∀゚)「・・・それはそれで、shockな僕のハート・・・」 

ξ゚听)ξ「じょるじゅ は、お主独自のルートで、猫又の奴と接触せよ」 

(; ゚∀゚)「・・・はい」 

ξ゚ー゚)ξ「・・・主にしか出来んのだ。頑張れ」 

(*゚∀゚)「・・・はい!」 

ジョルジュは消えた。 
ブーンとツンは、玄関のホールをすすむ。 




13 :第8話:2006/09/14(木) 21:52:00.97 ID:AMaUdqlE0

「・・・ようこそ、高希家へ。ブーン・・・ツン様・・・」 

(  ^ω^)「・・・お? この声は・・・」 

ξ゚听)ξ「・・・む? この声は・・・」 

一人と一匹はホールの真ん中で立ち止まった。 

「早速ですが・・・お二人には別れてもらいます」 

また別の声がホールに響いた。 
その瞬間、突然 ブーンとツンのいた辺りの床が割れた。 

ツンは浮いたままで移動していたのでなんとも無かったが、 
ブーンは割れて出来た穴の中へと落ちていった。 

ξ;゚听)ξ「ぶ、ぶーん!」 

割れた床は閉じる。 
まるで、何もなかったかのように。 




15 :第8話:2006/09/14(木) 21:55:55.77 ID:AMaUdqlE0

「・・・お久しぶりです。月闇(つくやみ)様」 

ξ゚听)ξ「・・・もなーか。儂を月闇と呼ぶな」 

( ´∀`)「・・・私を覚えておいででしたか?」 

ξ゚听)ξ「なるほど、猫又の奴を捕らえていたのは主であったか・・・」 

( ´∀`)「また、人間と一緒にいるのですね・・・」 

ξ゚听)ξ「・・・また?」 

( ´∀`)「覚えておいででないのですか?」 

ξ゚听)ξ「どーでもいい。猫又、放してやれ」 

( ´∀`)「そんな用のためだけに来たのです? 
       月闇 様ともあろうものが、信じがたいですね・・・」 

ξ゚听)ξ「・・・おい? 聞いてるのか? 儂を月闇と呼ぶな。 
      そして、猫又を放せ」 




16 :第8話:2006/09/14(木) 21:58:45.37 ID:AMaUdqlE0

( ´∀`)「そんな事より、月闇様。お話がございます」 

ξ#゚听)ξ「・・・」 

( ´∀`)「私は、人間が憎いのです」 

ξ゚听)ξ「ほう」 

( ´∀`)「我々を、僻地へと追いやり、我が物顔で歩く人間・・・」 

ξ゚−゚)ξ「・・・」 





17 :第8話:2006/09/14(木) 22:00:59.12 ID:AMaUdqlE0

( ´∀`)「貴方様も、同じ妖なら分かるはずです。 

       月闇様、貴方を盟主として日本中の妖を集め、この国を乗っ取りたい・・・ 
       私は、そう考えています」 


ξ゚听)ξ「・・・そうか」 


( ´∀`)「いかがでしょう? 賛同して、頂けませんか?」 

ξ゚听)ξ「返事は、猫又をこちらに渡してからだな」 

( ´∀`)「・・・ああ。そうですね。いま、猫又がいる所へ案内します」 

ツンとモナーは、館の奥へと消えた。 

18 :第8話:2006/09/14(木) 22:03:34.23 ID:AMaUdqlE0

(メ+ω+) 「イタタタタ・・・」 

突然、真下に落下したブーン。 
薄暗い空間で少しでも、周囲の情報を得ようとした。 

( ;^ω^) 「携帯で・・・周りを明るくするお」 

ブーンは携帯を取り出そうと、ポケットの中を探る。 
その時、後ろから聞きなれた声がした。 

「やあ、ブーン・・・」 

( ;^ω^)「・・・この声は! ドックン!?」 

19 :第8話:2006/09/14(木) 22:05:52.98 ID:AMaUdqlE0

('A`)「・・・そうだ。俺だよ」 

( ;^ω^)「ドックン・・・ドックンは・・・」 

('A`)「わかったか? そう。俺はドクオ」 

( ;^ω^)「櫛が教えてくれるお・・・」 

('A`)「ツン様の復活を、待っていたよ・・・」 

( ;^ω^)「妖怪、だったのかお」 

部屋に蝋燭の明かりが灯る。 
不健康そうな知人の顔が、不気味に映し出された。 




20 :第8話:2006/09/14(木) 22:10:13.83 ID:AMaUdqlE0

('A`)「そうだ」 

( ;^ω^)「どういうことだお? 何で、ブーン達の中に・・・」 

('A`)「ツン様の復活を待っていた。人間が封印し、その身を隠されていたツン様の」 

( ;^ω^)「でも、どうしてブーンの学校に?」 

('A`)「お前が居たからだよ。ブーン」 

( ;^ω^)「???」 

('A`)「内藤家・・・それはツン様が封印されて以来、妖怪達にとっては憎き仇敵」 


21 :第8話:2006/09/14(木) 22:12:07.30 ID:AMaUdqlE0

( ;^ω^)「え・・・?」 

('A`)「お前の親父も、散々、我々の仲間を苦しめてくれた」 

( ;^ω^)「・・・あの糞親父、がかお・・・?」 

('A`)「そうだ。だから、俺はお前の近くに居ることがツン様を探る一番の近道だと思った」 

( ;^ω^)「もしかして、ツンを封印したのは、ブーンのご先祖様?」 

('A`)「ああ。やはり、そうだった」 

( ;^ω^)「で、ドックンは何でブーンを呼んだんだお?」 

('A`)「二つある。一つは、礼さ」 


22 :第8話:2006/09/14(木) 22:17:14.88 ID:AMaUdqlE0

( ;^ω^)「礼?」 

('A`)「ツン様を開放してくれたこと。そして、もう一つはな」 

(  ^ω^)「・・・」 

('A`)「お前に、死んでもらうことさ・・・櫛使いめ」 



ブーンは殺気を感じ、横に飛ぶ。 

ブーンが今まで居た所に、炎の柱が立った。 


23 :第8話:2006/09/14(木) 22:19:22.96 ID:AMaUdqlE0

直後、ドクオの後ろから恐ろしく大きな 
ネコ科の肉食獣のような外見の化け物が現れる。 
ブーンは知らないが、以前ツンに身を焼かれたギコだった。 

(,,゚Д゚) 「よう、糞餓鬼・・・丸呑みにしてやるからな・・・」 

(  ^ω^)「・・・!」 

( ;^ω^)「ドックン・・・」 

('A`)「もし、話があるなら・・・こいつ、ギコを倒せてから聞こう」 

(,,゚Д゚) 「は・・・ねーよ!」 




24 :第8話:2006/09/14(木) 22:20:56.60 ID:AMaUdqlE0

('A`)「・・・じゃあな」 

ドクオは薄暗闇の中へと消えた。 

ブーンはギコに警戒しながら、櫛に力を込める。 

櫛から光があふれ出し、ブーンの右手を包んだ。 

( ゚ω゚)「・・・」 

ブーンは飛び上がり、ギコへと光の爪で切りかかる。 
ギコはブーンに向かって、炎の弾を複数 吐きかけた。 
ブーンはその内の一つを切りつけ、その衝撃で他の弾を避ける。 


25 :第8話:2006/09/14(木) 22:22:48.89 ID:AMaUdqlE0

着地したブーンは、次に地を走りギコへと近づく。 
ギコは地を走るブーンに対しても、ギコは炎弾を打ち続けた。 

(,,゚Д゚) 「あっはっは! 逃げ回りやがれ! ゴルァ!!!」 

( ゚ω゚)「・・・」 

ほとんど転がるように弾を避けまくるブーン。 

ギコの炎の弾はブーンに掠ることも無いが、 
ブーンもギコへと近づけないでいた。 

(,,゚Д゚)「ち・・・確かに、櫛の力はやっかいだな・・・ 
      逃げるハエみたいに、鬱陶しいぜえ! あっはっはっは!」 

( ゚ω゚)「・・・そうかお」 


32 :第8話:2006/09/14(木) 22:30:33.79 ID:AMaUdqlE0

(,,゚Д゚)「しょうがねえ! 俺の特大の炎の塊で、館ごと燃やしてやる・・・!」 

( ゚ω゚)「・・・それじゃ、ツンや仲間も死ぬお?」 

(,,゚Д゚)「馬鹿め! それならそれで、好都合だろうがよ!」 

( ゚ω゚)「ふふ、そうかお・・・」 

(,,゚Д゚)「・・・何、笑ってやがる!」 

( ゚ω゚)「ギコ、お前なら、遠慮する必要はなさそうだお」 

(,,゚Д゚)「・・・?」 

ブーンは両手を広げた。 

(,,゚Д゚)「なんだ? 準備運動か???」 

ブーンは両手を広げたまま、右足を前へ一歩踏み出す。 

ブーンの動きに警戒し、ギコは口の中に炎を貯めようとした。 
34 :第8話:2006/09/14(木) 22:33:11.64 ID:AMaUdqlE0

トン、と音がする。 

ギコは音に反応して、前方に炎を吐こうとした。 

しかし、ギコの口からは炎が出ない。 

ギコは不思議そうな顔をしながら、前のめりに倒れた。 

いつの間にかブーンはギコの背後に立ち、倒れたギコの姿を見下ろしている。 

( ゚ω゚)「・・・」 

( ;^ω^)「ふう」 

ギコは喉の辺りが、大きく潰れている。 
戸惑いながら、ギコは額に口をもう一つ作り、ブーンに掠れた声で尋ねた。 





35 :第8話:2006/09/14(木) 22:34:35.18 ID:AMaUdqlE0

(,,゚Д゚)『な、何をやった?』 

(  ^ω^)「ん? 単に早く走って、通り抜け様にラリアットをかましただけだお」 

(,,゚Д゚)『全く見えなかった・・・たかが、人間にそんなスピードが・・・」 

(  ^ω^)「ブーンを怒らせるからだお」 

(,,゚Д゚)『・・・ちっ。答えになってねえよ』 

(  ^ω^)「じゃ、もう悪さはするなお?」 


(,,゚Д゚)『・・・はあ? まてよ、俺を殺さないのか?』 




36 :第8話:2006/09/14(木) 22:36:29.86 ID:AMaUdqlE0

(  ^ω^)「なんでだお?」 

(,,゚Д゚)『俺は化け物だ。回復すれば、またお前らを襲うぞ?』 

(  ^ω^)「・・・それは困るお」 

(,,゚Д゚)『だろうが?』 

(  ^ω^)「じゃ、ギコはどうしたら人間を襲わなくなるお?」 

(,,゚Д゚)『どうやっても、無理』 

(  ^ω^)「考えることを放棄したら駄目だお」 

(,,゚Д゚)『・・・あ?』 

(  ^ω^)「一緒に、解決策を考えるお!」 

(,,゚Д゚)『・・・はあ?』 



39 :第8話:2006/09/14(木) 22:40:58.50 ID:AMaUdqlE0

(  ^ω^)「ギコは何で、人を襲うんだお?」 

(,,゚Д゚)『旨いから』 

(  ^ω^)「他にも、美味しいもの、一杯あるお!」 

(,,゚Д゚)『俺にとってはねーよ・・・お前、そんなん聞いてどうする気だ?』 

(  ^ω^)「戦いたくないお。そんな方法、ないのかお?」 

(,,゚Д゚)『・・・ねーよ』 

(  ^ω^)「・・・お?」 




40 :第8話:2006/09/14(木) 22:41:36.89 ID:AMaUdqlE0

(#,,゚Д゚)『うるせえなあ! 
      俺は、回復したら絶対、人を襲う! 
      気に入らないなら、俺を殺せ! 面倒くせえ奴だ!』 

(  ^ω^)「・・・仕方ないお」 

(,,゚Д゚)『・・・ふん。わかればいいんだよ』 

ブーンはギコの喉元に、右手で触れた。 

(,,゚Д゚)『ちっ・・・最後の感触が、糞餓鬼の手かよ・・・』 

( ゚ω゚)「ギコの力、取り上げることにするお!」 


41 :第8話:2006/09/14(木) 22:44:12.99 ID:AMaUdqlE0

(,,゚Д゚)『・・・!?』 

ギコの大きな体が一度痙攣し、 
続いて風船が縮むように、大きさが小さくなっていく。 

(;,,゚Д゚)『・・・くあ』 

ギコは、小さな猫くらいの大きさになった。 

(;,,゚Д゚)『て、手前、俺の力を・・・!』 

( ゚ω゚)「頂いたお。思ったより強い力だお、ギコ」 

(;,,゚Д゚)『・・・く、糞・・・』 

(  ^ω^)「心配するなお。ギコが変われば、返してやるお」 


(;,,゚Д゚)『? ・・・お前は、何がしたいんだ?』 

(  ^ω^)「さっきも言ったお。戦ったり、殺したりは嫌なんだお」 




42 :第8話:2006/09/14(木) 22:46:03.09 ID:AMaUdqlE0

(;,,゚Д゚)『・・・その力、もっと使い道があるだろう?』 

(  ^ω^)「・・・お?」 

(,,゚Д゚)『お前が望めば、その力、世界を覆うこともできるだろう・・・ 
      俺達の力を、奪えるんだからな』 


(  ^ω^)「・・・それはないお」 

(,,゚Д゚)『・・・?』 

(  ^ω^)「使ってみたら、わかるお。この力は、とても悲しい力だお。 
      悪用する気にはなれないお・・・」 

(,,゚Д゚)『分けわかんない奴だな、お前。力に悲しいも、糞もあるか、ゴルァ・・・』 

(  ^ω^)「・・・あるお」 


44 :第8話:2006/09/14(木) 22:48:35.01 ID:AMaUdqlE0

ブーンとギコの居る場所に、突然新たな明かりが灯った。 
明かりが灯った辺りに扉が見える。 

その扉が開き、ドクオが戻ってきた。 

('A`) 「やはりその力、ギコ程度には止められないか」 

(,,゚Д゚)『・・・なんだと?』 

('A`) 「黙れ、ギコ。力も取られたお前が、偉そうに喋るんじゃない」 

(,,゚Д゚)『・・・ぐ』 

(  ^ω^)「ドックン・・・」 

('A`) 「ブーン・・・」 




45 :第8話:2006/09/14(木) 22:51:24.19 ID:AMaUdqlE0

('A`) 「その力、危険だ」 

( ;^ω^)「ドックン! ブーンは、ドックンが妖怪でも、戦う気はないお!」 

('A`) 「俺は、ある!」 

( ;^ω^)「ドックン・・・」 

('A`) 「ブーン、個人的に、お前に恨みはねえ。 
    だがな、俺の心の奥の、本能のような部分がな・・・ 

    お前を殺せと叫んでるんだ。 

    妖怪の力を奪うだと!? 
    かつて、ツン様だけが使えたその力、放っておくと恐ろしいことになる!」 




47 :第8話:2006/09/14(木) 22:52:21.24 ID:AMaUdqlE0

( ;^ω^)「ツンだけが使えた・・・?」 

('A`) 「ツン様は、その力を封印されたがな・・・」 

( ;^ω^)「どうしてだお・・・?」 

('A`) 「・・・怖いからだよ。周りの妖怪がな」 

( ;^ω^)「・・・べ、別に無差別にとるつもりは・・・」 


('A`) 「ブーン、話はもういい。それどころじゃ、なくなった」 

( ;^ω^)「・・・」 

('A`) 「俺を信じて来てくれてありがとうよ、ブーン。 

    ・・・俺なら、お前を苦しまずに殺してやれる。 
    俺の手の届くうちに、じゃあな、ブーン」 

( ;^ω^)「ド・・・!」 

48 :第8話:2006/09/14(木) 22:54:25.82 ID:AMaUdqlE0

('A`) 「・・・」 

(゚A`) 

(゚A゚) 

ドクオの目が昏く輝く。 

ブーンは、その目を見つめてしまう。 

ドクオから、目を離せない。 

( ;^ω^)「あ・・・」 

昏い光を見ながら、ブーンは全身から力が抜けていくのを感じた。 




49 :第8話:2006/09/14(木) 22:56:02.19 ID:AMaUdqlE0



・・・日が差さない、館の何処かの部屋。 

( ゚∀゚)「おい、猫又!」 

「ん・・・」 

( ゚∀゚)「起きれ!」 

「あ・・・」 

暗い部屋に居た誰かは、眠そうな顔をしながら携帯を開いた。 
ジョルジュが携帯の画面から、体を半分だけだした。 


50 :第8話:2006/09/14(木) 22:57:33.67 ID:AMaUdqlE0

川=*’凵f)=「なんだ、ジョルジュか」 

( ゚∀゚)「おっぱい! おっぱい!」 

川=*’ヮ’)=「え! ツン様が来たの!?」 

( ゚∀゚)「そーだ! 今、人間のブーンという奴と一緒にいる」 

川=*’ー’)=「よし、早く案内して!」 

( ゚∀゚)「え? どうやってここから出るんだ? 
     この部屋、四方が鉄で出来てるから、お前は出れないぞ?」 


川=*’凵f)=「私に、不可能はあんまりない!」 

( ゚∀゚)「ほお」 

川=*’ー’)=「とりゃ! 開錠のじゅつ〜♪」 

52:第8話 :2006/09/14(木) 23:00:31.19 ID:AMaUdqlE0 
 
猫又は懐から針金をとりだして鍵穴に突っ込み、 
目を細めて何やら弄り始めた。 
 
・・・かちゃ 
 
川=*’凵f)=「ほら、開いた!」 
 
( ;゜∀゜)「あ・・・うん」 
 
川=*’ー’)=「そもそも私は、モナー達に警戒してたから出なかっただけなんだよん」 
 
( ;゜∀゜)「あ、じゃあ、俺はブーンと連絡を・・・あれ?」 
 
川=*’凵f)=「ん?」 
 
( ;゜∀゜)「やばい・・・ブーンが、根暗そうな奴に・・・」 
 
川=*’凵f)=「・・・! やばい、兄者だ! 早く、そこに案内汁!」 
 
ジョルジュと猫又は急いで移動を始めた。 
 
 
53:第8話 :2006/09/14(木) 23:01:39.94 ID:AMaUdqlE0 
 
 
・・・ 
 
ξ゜凵K)ξ「おい、まだか?」 
 
( ´∀`)「まあ、月闇様。そう、焦らないで下さい」 
 
ξ゜凵K)ξ「わざと、遠回りしてないか?」 
 
( ´∀`)「そんな事はありません・・・ほら、ここです」 
 
モナーがツンに向って恭しく頭を下げ、扉を開いた。 
 
 
54:第8話 :2006/09/14(木) 23:02:55.10 ID:AMaUdqlE0 
 
中の部屋には、正座でツン達を真っ直ぐ見ている女性が居た。 
 
川=*’−’)=「ツン様、来て下さったのですね?」 
 
ξ゜凵K)ξ「うむ。まあ、暇つぶしにな」 
 
川=*’ー’)=「それでも、ありがとうございます」 
 
( ´∀`)「それでは、月闇様。先ほどの問いに、答えていただけますかな?」 
 
ξ゜凵K)ξ「それだがな、まず、儂には目の上のたんこぶがおってな。 
      恥ずかしい話だが好きに動けんのだ」 
 
( ´∀`)「あの、櫛使いですね?」 
 
ξ゜凵K)ξ「そうだ」 
 
 
55:第8話 :2006/09/14(木) 23:04:31.32 ID:AMaUdqlE0 
 
( ´∀`)「それならば、ご心配には及びません」 
 
ξ゜−゜)ξ「む・・・?」 
 
( ´∀`)「瞳術使いの天才を呼んであります・・・」 
 
ξ゜凵K)ξ「・・・どくおか。もしや、ぶーんの周りにいた小僧・・・」 
 
( ´∀`)「そうです。ドクオを櫛使いの周りに潜ませておりました」 
 
ξ゜凵K)ξ「ふむ。それでお主等の所へ、儂が復活した情報がいったわけだな」 
 
 
56:第8話 :2006/09/14(木) 23:05:52.84 ID:AMaUdqlE0 
 
( ´∀`)「・・・本来なら、我々が貴方様のところへ向うべきなのですが、 
       櫛使いを嵌めるため、猫又とドクオを捕らえた振りをするという 
       ご無礼を働いてしまいました。 
       申し訳、ございません」 
 
ξ゜凵K)ξ「・・・なるほど。ぶーんを嵌めるためであったか。 
      よい、謎は解けた」 
 
( ´∀`)「では・・・?」 
 
ξ゜ー゜)ξ「うむ。人間どもの世を、ひっくり返してやろうではないか?」 
 
( ´∀`)「おお、そのお言葉、お待ちしておりました・・・!」 
 
ξ゜−゜)ξ「・・・」 
 
 
58:第8話 :2006/09/14(木) 23:07:50.26 ID:AMaUdqlE0 
 
ξ゜凵K)ξ「で、ぶーんはどうしておる?」 
 
( ´∀`)「あの櫛使いはギコを倒し、今はドクオと対峙しています」 
 
ξ゜−゜)ξ「・・・そうか」 
 
( ´∀`)「ギコと櫛使いが戦っている内に、ドクオは櫛使いの戦いを捉えました。 
       最早、櫛使いに勝ち目はないでしょう」 
 
ξ゜−゜)ξ「・・・うむ」 
 
( ´∀`)「ご覧になりますか?」 
 
ξ(゜、゜*ξ「・・・気にならないといえば、嘘になる。案内せよ」 
 
( ´∀`)「はい、月闇様」 
 
川=*’ー’)=「こちらです・・・」 
 
ξ(゜、゜*ξ「・・・」 
 
捕らわれていた女性が先頭に立ち、地下へと妖怪達は降りていった。 
 
59:第8話 :2006/09/14(木) 23:09:37.09 ID:AMaUdqlE0 
 
・・・ 
ドクオはブーンの肩に手を置き、慰めるように声を掛けた。 
 
('A`)「ほら、ブーン」 
 
(  'ω`)「お・・・」 
 
('A`)「心配ない」 
 
(  'ω`)「・・・」 
 
('A`)「嫌なこと、辛いこと、悲しいこと、何も考えなくてよくなる」 
 
(  'ω`)「・・・楽になれるのかお」 
 
('A`)「ああ。死は安らぎだ。何もかも停止する。 
    死後の世界なんてない。 
    心配しなくていい」 
 
(  'ω`)「・・・そうかお」 
 
('A`)「苦しくなんて、しないからな・・・」 
 
(  'ω`)「・・・頼むお」 
 
 
(,,゜Д゜)『・・・ち』 
 
 
61:第8話 :2006/09/14(木) 23:11:17.06 ID:AMaUdqlE0 
 
(,,゜Д゜)『おい、ドクオ』 
 
('A`)「・・・邪魔するな」 
 
(,,゜Д゜)『そいつを殺す前に、俺に力を戻すように言ってくれ』 
 
('A`)「必要ないな」 
 
(,,゜Д゜)『くそ・・・』 
 
 
がちゃ 
扉がまた開いた。 
 
('A`)「・・・モナーか?」 
 
川=;’凵f)=「兄者!」 
 
(;'A`)「・・・ミケ! お前、何で?」 
 
川=;’凵f)=「そいつ、ツン様の連れなんだろ? 殺すの止めよう!」 
 
(;'A`)「ば、馬鹿言うな。俺達の目的を忘れたか? 
     何のために、俺達は待ってきたんだ!」 
 
62:第8話 :2006/09/14(木) 23:12:25.22 ID:AMaUdqlE0 
 
川=;’凵f)=「・・・ツン様は」 
 
('A`)「ミケ、言うことを聞いてくれ。こいつは櫛使いだ。 
    それに、ツン様を櫛で脅していた」 
 
川=;’凵f)=「・・・」 
 
('A`)「ツン様のことを思うなら、ここで殺した方が良い」 
 
川=*’A’)=「それは、ツン様に聞いてからにしよう? 兄者」 
 
('A`)「・・・」 
 
63:第8話 :2006/09/14(木) 23:13:22.01 ID:AMaUdqlE0 
 
川=*’A’)=「兄者の術は、そう簡単には解けない。 
       ツン様も、この館に来ているんだろう? 
       じゃあ、それからでも・・・」 
 
('A`)「お前、何でそこまで・・・」 
 
川=*’A’)=「あの人間の時みたいに、なりたくないんだ・・・」 
 
('A`)「あの人間・・・夜か? しかし、あの件は返ってツン様を・・・」 
 
川=*’A’)=「違うよ、兄者。ツン様は、あの時は本当は悲しんでおいでだった」 
 
(; ゜∀゜)「・・・?」 
(,,゜Д゜)『・・・』 
 
ジョルジュとギコを置き去りに、勝手に話す兄妹二人。 
 

64:第8話 :2006/09/14(木) 23:15:22.36 ID:AMaUdqlE0 
 
その時、さらに再び扉が開いた。 
 
( ´∀`)「・・・全員集合か。猫又まで来てしまっているとは」 
 
('A`)「モナー・・・ツン様!」 
 
ξ゜凵K)ξ「どくお、久しいな」 
 
('A`)「は・・・」 
 
ξ゜凵K)ξ「お前がどくお と気が付かなかったぞ」 
 
('A`)「ブーンは私のことをドックンと呼びますし、 
    瞳術に関してのみ、私は少々の自信がありますから・・・」 
 
ξ゜凵K)ξ「ぶーんの動きを捉えたか。流石だな」 
 
('A`)「ギコの奴が役に立ってくれました」 
 
(,,゜Д゜)『・・・』 
 
65:第8話 :2006/09/14(木) 23:16:21.83ID:AMaUdqlE0

ξ゜ー゜)ξ「お、こやつはぎこか。小さくなりおってからに」

ξ゜凵K)ξ「・・・さて、もなー?」

( ´∀`)「・・・はい」

ξ゜凵K)ξ「何故、猫又がもう一匹おるのだ?」

( ´∀`)「・・・ドクオと一緒にいたのが、本物の猫又です」

ツン達と一緒にいた猫又は、弾けて消えた。

ξ゜凵K)ξ「・・・もう一度言う。何故だ?」

( ´∀`)「猫又、こやつはブーンを殺すことを反対したからです」

ξ゜凵K)ξ「・・・ほう? 何故だ、猫又?」

67:第8話 : 2006/09/14(木) 23:17:51.54ID:AMaUdqlE0

川=*'A')=「ツ、ツン様が、夜の時の事を繰り返すかと・・・」

ξ゜凵K)ξ「夜の時??? 猫又よ、何を言っておる?」

川=*'A')=「・・・? ツン様、覚えていらっしゃらないのですか?」

( ´∀`)「猫又が反対したから、ブーンを嵌める際、捕らえて置く他なかったのですよ」

ξ゜−゜)ξ「・・・そうか」

('A`)「ツン様、ブーンを如何いたしましょう?」

ξ゜凵K)ξ「む・・・」

( ´∀`)「櫛使いで、内藤家の血筋。さっさと、殺してしまいましょう?」

川=*'A')=「ツン様のご意思であるなら、従います」

(; ゜∀゜)「・・・」

(,,゜Д゜)『・・・』

ξ゜−゜)ξ「・・・」

69:第8話 : 2006/09/14(木) 23:19:37.23ID:AMaUdqlE0

ξ゜凵K)ξ「・・・ここで、櫛使いを倒そう」

( ´∀`)「月闇様・・・! 安心しました!」

川=*'A')=「・・・」

('A`)「それでは・・・」

ξ゜−゜)ξ「・・・うむ」

('A`)「さあ、逝こうか? ブーン」

( 'ω`)「・・・」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

('A`)「これを飲め・・・」

( 'ω`)「・・・」

ξ゜−゜)ξ「・・・」

70:第8話 :2006/09/14(木) 23:21:11.59ID:AMaUdqlE0

ツンは興味をなくしたかのように、ブーンに背を向けた。
扉の方へツンは歩く。
一方、ブーンはドクオに渡された何かの薬を、口の中へと運んでいる。

部屋から出て行く前に、ツンはちょっとブーンを振り返る。

ブーンは、薬を口に含んでいた。


・・・ぷちっ



71:第8話 :2006/09/14(木) 23:22:07.42ID:AMaUdqlE0

ξ#゜∀゜)ξ「・・・・雷よおおおおおおおおおお!!!!!!!」

(メ+ω+) 「ぎゃ嗚呼ああああああああああああああ」

(;'A`)「・・・え!? ツ、ツン様!?」

( ;´∀`)「なっ・・・!」

川=*'')=「ああ、汚い花火だなあ」




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