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( ^ω^)ブーンは忍者のようです
〜第九話 「四十年前」(前編)〜 ( ^ω^)「鳳凰と………霹靂のこと?」 / ,' 3「……うむ。まず鳳凰について話すとしよう。 ……世界は一度崩壊に向かったのだ。そう、今からちょうど四十年前……」 ――四十年前 VIPの里―― / ' 3「ょぅじょ山に異常が発生しているだと?」 ( ´∀`)「ああ。なんでも雪が降りながら雷が降り、 快晴なのに嵐が起きたりと不可思議な天候にくわえ、動物達が凶暴化しているそうだ」 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 00:58:27.16ID:bZmcl656O 荒巻は里きっての、モナーもそれに次ぐ実力者であった。二人はVIPの里から20KMほど離れ た「ょぅじょ山」で起こり続ける異常について話していた。 / ' 3「いい加減調査が必要かもしれないな……」 ( ´∀`)「うむ。重役達に独自任務の許可を申請しよう」 二人は里を担うエース。里の重役達も彼らの頼みとあっては聞かないわけにはいかなかっ た。 そしてすぐに調査の許可が下り、二人は山へと即座に向かった。「里には危害は及ばせない」 その強い意志は二人を駆り立てるには十分だった。 7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:01:17.47ID:bZmcl656O 〜ょぅじょ山〜 ょぅじょ山の山道を登るごとに、天候は酷くなっていった。 時々吹雪、時々落雷。 / ;' 3「ぐっ……凄まじい天候だな……前に進めぬ……」 (;´∀`)「多重影分身!!」 モナーは印を結び術をとなえる。それと同時に二人の四方八方を囲むようにしてモナーの分身 が現れた。 (;´∀`)「こいつらを壁にして進もう。少しは楽になるハズだ」 / ;' 3「助かるよ」 二人は意気揚々と道を進む。 だが不安と供に期待もあった。 何がこの悪天候を発生させているのか。 この先に何が待っているのか。 胸が踊った。 俺達に解決できないことはない。 「今思うとそれが過信だったのだろう」と、後に荒巻は語る。 8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:03:44.05ID:bZmcl656O (;´∀`)「あれが……異常現象の原因か?」 / ;' 3「たった一匹の生命体がこの異常現象を?」 二人の目先50M先。 そこにいたのは何のことはない一匹の動物。 いや、動物と呼ぶにはまがまがしすぎたかもしれない。 二足で立つその細身の体。体色は白百合のような白。体長は170くらいだろうか。手当には短 い爪が生えている。 刺々しい尾。 そして悪魔のごとき双角と顔立ち。 ぎらついた眼球は確かに二人を睨めていた。 9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:05:52.82ID:bZmcl656O (;´∀`)「な……なんなんだあいつは!!」 / ;' 3「……この気迫……少々厄介な相手かもしれんな……だが……」 ( ´∀`)「……ああ。俺達にできない任務は無い!いくぞ荒巻!!」 / ' 3「ハアアァ!!」 二人は勢いよく飛び出し化け物へと特攻した。 化け物はそれに気付いたのか振り返り二人を見てニンマリと微笑んだ。 (└ 刀[)┘「君達だーれ?遊んでくれるの?」 化け物は言った。 笑ってそう言った。 ただそれだけなのに―――― それだけで二人は動けなくなってしまった。 / ;' 3「な……なんなんだこの重圧は……!う……動けない……!!」 (;´∀`)「ま、まずいぞ!こっちに来る!!」 (└ 刀[)┘「ねえ?一緒に遊んでよ」 化け物は指でモナーを弾いてみせた。 モナーの体は荒巻の隣にいたのだが―――― 次の瞬間には遥か後方へと吹き飛んでいた。 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:15:47.38ID:bZmcl656O (;´∀`)「ぐあぁ!!」 / ;' 3「モナー!!」 モナーは口から多量の血を吹き出した。 降り積もる雪が赤く染まっていく。 ダメージは見てとれた。 / ;' 3「ぐっ……動け……動け!!」 (└ 刀[)┘「君は遊んでくれるよね?」 化け物は次に荒巻の眼前に立ってみせた。 そしてモナーを吹き飛ばした時と同じく指で弾く構えを見せる 12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/09/13(水) 01:18:58.10ID:bZmcl656O (└ 刀[)┘「いい音で鳴くよね?」 / ;' 3「動けえええぇ!!」 ――――ああ、真っ赤だ。私の血の色か? こうやって人は死んでいくのだろうか? 私達が死んだら里はどうなるのだろう? 死の直前………そんなことを考えることは馬鹿らしいか…… ――――薄れゆく意識のなか荒巻は我にかえった。 死んでいない?荒巻は現状を全く把握出来なかった。 13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2006/09/13(水) 01:21:42.43ID:bZmcl656O 目の前にあるのは真っ赤な自らの血ではなく、真っ赤に燃える火の鳥であった。 火の鳥は荒巻を庇うようにして雄々しく、美しく立っている。 化け物は後ろから体長3Mはありそうな巨大な岩の鳥に押さえ付けられていた。 いや……その姿は鳥と呼ぶには竜に近かっただろう。他の二匹と違い、腕があり、しっかりし た足もある。 さらに荒巻がふと後ろを見ると、モナーの側には一匹の黒い鳥。 火の鳥に似た黒き鳥がいる。 黒い鳥はモナーの血をくちばしから伸びる長い舌で舐めていた。 14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2006/09/13(水) 01:24:56.69ID:bZmcl656O (;^ω^)「……そ、その鳥って……」 / ,' 3「そう、それが三大忍鳥……鳳凰(ほうおう)、鶺鴒(せきれい)、烏(からす)との出会いであ った………」 〜第十話に続く〜 〜To be continued〜
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