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( ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ
・・・ブーンは、自分の手を見る。 小さな、女の子の手だ。 本来のブーンの手からは、2まわりほども小さい。 (なんだお?この手・・・。夢???) 次に、ブーンは足元をみた。 視界には、またもや小さな女の子のものと思われる足が映る。 (浮かんでる・・・?) ブーンのいる体は、ふわふわ浮かんでいる。 87:第6話 :2006/09/12(火) 23:23:09.44 ID:T1073QbH0 (やっぱり、夢だお・・・) ブーンは前方を見た。 片目の、厳しい男が立っている。 ブーンのいる体が、勝手に喋った。 「こんにちは」 (お・・・?) ( メω^)「・・・化け物か?」 「あきちは、化け物じゃないよ!」 88:第6話 :2006/09/12(火) 23:26:27.87 ID:T1073QbH0 ブーンの意識を置き去りに、会話は進んでいく。 ( メω^)「この国のものではないな? どこから来た?」 「難しいこと、わからないよ」 ( メω^)「・・・あまり、邪気は感じられないな」 「あきち、悪いことしないもん」 ( メω^)「そうか、ならいい」 「・・・もっと、お話をしようよ!」 90:第6話 :2006/09/12(火) 23:28:06.41 ID:T1073QbH0 ( メω^)「かまわないがな」 「やった!」 ( メω^)「名は?」 「あきち、ばすてと って呼ばれてた」 ( メω^)「へえ・・・ばすてと・・・。聞かぬ名だ」 「そっかあ」 「あきちが昔、居た所の神様の名前みたい」 91:第6話 :2006/09/12(火) 23:29:30.64 ID:T1073QbH0 ( メω^)「神様???」 「うん。食べ物を、たくさん、たくさん、作ってくれる神様だって」 ( メω^)「なんでそう、呼ばれるようになったんだろうな?」 「うーん。あきち がよくネズミさんを追いかけてた からかなあ」 ( メω^)「へえ。いい子だったんだね」 「・・・にゃほ」 (あ・・・笑ったのかお・・・) ブーンは、体の持ち主が喜んだのをしり、 自分も嬉しくなった。 92:第6話 :2006/09/12(火) 23:33:12.85 ID:T1073QbH0 その瞬間、急にビデオの早送りのように、 見えるものが早く動き出す。 片目の男と体の持ち主が、なにかして遊んでいるような映像がちらちらと見える。 しばらく早送りの現象が続き、また停止した。 突然、感じの悪い男が現れ、片目の男に話しかけている。 94:第6話 :2006/09/12(火) 23:34:26.56 ID:T1073QbH0 (@Σ@#) 「・・・なぜ、その化け物の娘をかばう?」 ( メω^)「この子は何もしていない」 (@Σ@#) 「は・・・変態野郎が・・・」 ( メω^)「・・・理解して貰えないのか? 私は間違った事を、皆にしてもらいたくない」 (@Σ@#) 「化け物は! 皆、殺すしかないんだよ!」 「・・・あきちは、化け物じゃないよ?」 95:第6話 :2006/09/12(火) 23:36:07.95 ID:T1073QbH0 (@Σ@#) 「うるさい! お前みたいなのは、いつか人を必ず脅かすようになる!」 「・・・そんなこと、ないもん」 (@Σ@#) 「お前がいるだけで、人は恐怖に怯えるようになる! 間違いない!」 「そんなこと、ないもん!」 (嫌な、男だお・・・) ブーンも、腹が立ってきた。 96:第6話 :2006/09/12(火) 23:37:02.16 ID:T1073QbH0 ( メω^)「そうだ。この子はいい子だ」 「・・・にいちゃん」 (@Σ@#) 「ちっ・・・」 感じの悪い男が、つまらなそうに言った。 (ふふ・・・片目の男はいい奴だお) ブーンは、また嬉しくなった。 この子は人間じゃなくても、 人間の男と強い信頼関係で結ばれている。 (ツンも、こんな風に心を開いてくれる時が来るのかお・・・?) (・・・ん?) ブーンがツンの事を考えているうちに、 いつの間にか目の前の場面が変わっている。 そこには、ブーンが見たくない映像が映っていた。 97:第6話 :2006/09/12(火) 23:38:48.55 ID:T1073QbH0 薄暗い部屋の中、感じの悪い男は片目の男の胸に刀を突き立てている。 (@Σ@#) 「悪いな、片目。こうなることはわかっていたと思うが」 ( メω`)「人と妖・・・共に生きていく道を模索していただけだ・・・」 (@Σ@#) 「わかった、伝えとくよ。お役目様に、最後までお前は裏切り者だったとな」 ( メω`)「・・・・・」 (@Σ@#) 「・・・死んだか?」 99:第6話 :2006/09/12(火) 23:40:33.68 ID:T1073QbH0 ブーンのいる体は、動かない。 いや、動けないようだった。 感じの悪い男が刀を引き抜き、 片目の男は後ろに倒れる。 ここでブーンのいる体は弾丸のように片目の男に近寄り、 抱き上げながら泣き叫び始めた。 101:第6話 :2006/09/12(火) 23:42:14.87 ID:T1073QbH0 「にいちゃん! にいちゃん!」 (@Σ@#) 「おおっと、探す手間が省けたぜ。化け物・・・死んでもらぞ?」 「・・・」 「・・・」 ブーンのいる体の持ち主は片目の男を抱きしめたまま、 感じの悪い男の方を向いた。 「化け物・・・?」 102:第6話 :2006/09/12(火) 23:44:35.35 ID:T1073QbH0 (@Σ@#) 「あ? まだ違うって言い張るのか? この化け物」 「化け物か・・・。ふふふ」 (@Σ@#) 「・・・何を笑ってる?」 「あきちは、化け物なんでしょ・・・?」 (@Σ@#) 「あ、ああ、そうだ」 「化け物って、こういう事すると思わない? ふふっ・・・」 映像は暗くなり、遠ざかっていく。 ブーンに最後に聞こえたのは、誰かの絶叫だった。 104:第6話 :2006/09/12(火) 23:46:47.79 ID:T1073QbH0 ・・・ 朝の光が、ブーンの顔を撫でる。 妙な疲労感に包まれ、ブーンは上半身を起こした。 ( ^ω^)「・・・変な夢だったお」 ξ´兪)ξ「zzz」 ( ;^ω^)「!!!」 ブーンが目を開くと、ツンが真横で寝ていた。 ブーンは慌てて起き上がる。 ( ;^ω^)「ブ、ブーンは・・・え? な、何か昨日、したっけ・・・?」 ξ('、`*ξ「・・・うるさいなあ。何を騒いでおる、ぶーん」 ( ;^ω^)「なんで、なんで、ツンは一緒に寝てるんだお?」 ξ゜−゜)ξ「む・・・?」 105:第6話 :2006/09/12(火) 23:48:06.74 ID:T1073QbH0 ( ;^ω^)「・・・」 ξ;゜−゜)ξ「うーむ。寝ぼけたか・・・」 ツンは小首を傾げながら、頭を掻いた。 ( ;^ω^)「お?」 ξ゜凵K)ξ「たまに寝ぼけると、妖怪化する前の習性が出ることがあってな・・・」 ( ^ω^)「おお! だから、前に撫でられてゴロニャアいったのかお!」 ξ#`凵L)ξ「忘れろ!」 ( ;^ω^)「お・・・」 ξ゜−゜)ξ「うーむ。気をつけんといかんな。こやつ、何するかわからんし・・・」 ( ;^ω^)「・・・」 106:第6話 :2006/09/12(火) 23:48:48.01 ID:T1073QbH0 ( ^ω^)「ツンは、ぬこの妖怪なのかお・・・?」 ξ゜−゜)ξ「うーん、多分な。2000年も生きておると、記憶が定かではなくなってくるが・・・」 ( ^ω^)「・・・ふーん」 ( *^ω^)「猫耳、生やさないかお?」 ξ゜凵K)ξ「は? 猫の耳? なんで?」 ( *^ω^)「今の、流行だお」 ξ゜−゜)ξ「うーむ。変化の失敗みたいだから、いやだ」 ( 'ω`)「・・・そうかお」 ξ;゜凵K)ξ「な、何故、そこまで落ち込む?」 107:第6話 :2006/09/12(火) 23:49:37.44 ID:T1073QbH0 ツンは狐に包まれた顔をしながら、しょうがなく猫の耳を出してみた。 ノ∠ξ゜ー゜)ξ「・・・こんなん?」 ( *^ω^)「・・・・・・・・・・・・・・・!!!!」 ブーンがやけに喜んで気持ち悪かったから、 ツンはすぐに消した。
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