(  ^ω^) ぶーん と つんξ(゚、゚ξ


1 :第一話 ぶーんとつんの出会う縁 :2006/09/10(日) 13:59:00.94 ID:LiOfpmp20 
(  ^ω^) 「扉があるお・・・?」

自分の父親に無理やり倉庫を掃除させられていた少年は、
棚を動かしている際に隠れてた扉を発見してしまった。

雑巾を動かす手を止め、発見した扉を開ける。かたい。

「ぎぃいいいいい」

扉の向こう側とこちら側では、床の高さが違っている。
しかも、高さの違う床がいくつもある。

( ;^ω^) 「・・・下に降りる階段?」

うす昏い地下へ・・・
少年は、手探りで周りを確認しながら降りる。

「かさかさ とん とん かさっ とん とん」

空気が悪い。湿度も高い。
ねっとりとした汗が、少年の顔や背中を汚してく。


      「・・・ことん」

突如、少年の前方から物音が聞こえた。

2 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:01:51.03 ID:LiOfpmp20
長い間、開かれる事のなかったと思われる暗闇の中・・・
何か動くものがいるのか?
少年に当然な疑問がうかぶ。

少年は身構えながら、少し震えた声を出した。

( ;^ω^)「だ、誰か・・・いるのかお?」

「・・・・」

(  ^ω^) 「・・・なんだ・・・気のせいかお・・・」


「・・・くっくっくっ。久しぶりの来客だな」

・・・音がした方から、カスレルヨウナ声が聞こえた。
完全に、少年にとっては予想外。

( ;^ω^) 「へ・・・?」

少年から、間の抜けた声が発せられる。

3 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:03:02.74 ID:LiOfpmp20
動転する少年の様子などお構いなしに、暗闇からまた声が響いた。

「怯えているのか・・・? かわいいのう・・・」

もはや、少年は叫ぶように声を出す。

( ;^ω^) 「だ、誰だお・・・誰だお!!!」

「ははは、儂か? 儂はな・・・つん」

目が暗闇に慣れ、
前方に誰かがうずくまっているのが微かに見えた。

その誰かが、こう言った。


ξ ゜∀゜)ξ 「お前ら人間どもを、恐怖の底に叩き落すべく生まれた化け物だ!」


4 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:08:33.57 ID:LiOfpmp20
ツン?
恐怖?
化け物・・・?

少年にはわけが分からない。


・・・独特の陰鬱な雰囲気。
そんな不快な環境下で、
少年は意味の分からない事を言う誰かをもっと見ようとした。

どうやら何かに縛られており、動けないようだ。

・・・少年の目が更に闇に慣れる。

すると、そこには意外にも、美しい少女が見えた。

名乗った名前が正しければ、ツンというらしい。

5m四方の正方形に近い間取りをした地下室の中
うずくまったツンの豊かな髪の毛は、月の様に暗闇で優しく輝いている。

5 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:11:35.18 ID:LiOfpmp20
ξ ゜ー゜)ξ 「ふふん」



( ;^ω^)  ・・・?




ツンの髪の一部が真上に持ち上がって、
壁に突きたてられた何かに絡まっていた。

その突き立てられた何かは、髪の毛を梳く‘櫛’の様に見える。

簡単に解けそうだが、どうやらツンはそれで動けないらしい。

やや釣り気味の目で、ツンはじっと少年を見つめてくる。

そんな異様な状況下、
少年はある一つの事実に気がつき、

そこに以外目が行かなくなった。
12 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:22:39.54 ID:LiOfpmp20
( ;^ω^) 「・・・」

ξ゜凵K)ξ 「ん? 恐怖に怯えて、声も出んか? 小僧・・・?」

(  ^ω^) 「ぜ・・・」

ξ゜凵K)ξ 「む? ぜ?」

( *^ω^) 「全裸のおにゃのこが・・・!」

ξ;゜凵K)ξ「え・・・?」

(* ω ) 「ハアハア・・・だ、駄目だお・・・」

「カチャカチャ・・・しゅっしゅっしゅっ」

ξ;゜凵K)ξ「ちょwwwおまwwww駄目だおじゃねえよ」

(* ゜ω゜) 「うっ・・・!」

ξ;゜Δ゜)ξ「うわ! はやっ! 烏賊くさっwwwwこっち飛ばすな
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

13 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:25:19.27 ID:LiOfpmp20
あーあ・・・気を取り直して、少年はツンに尋ねた。

( ^ω^) 「・・・んで? ここで何やってるんだお?」

ξ;゜凵K)ξ「回復、はやいな」

(  ^ω^) 「若いからね!」

ξ゜凵K)ξ 「ああ、そう・・・で、まあ、儂がここでなにを・・・
( ;^ω^) 「!!!!!!」

ξ;゜凵K)ξ「え? まだ、何も言ってないぞ?」

( ;^ω^) 「い、いいお・・・ぶ、ブーンが、気がつかなくて、悪かったお」

ξ;゜凵K)ξ「え? 何で謝るの?」

( ;^ω^) 「家族にも秘密の地下室・・・全裸のおにゃのこ・・・
      この二つから導き出される真実は、一つ!」

ξ;゜凵K)ξ「・・・!」

( #^ω^) 「ずばり、拉致監禁事件だお! あのくされ変態親父、ついにやった
かー!!!!」

ξ;´兪)ξ「あの・・・儂の自己紹介、聞いてた?」

14 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:29:38.37 ID:LiOfpmp20
(  ^ω^) 「じゃ、何なんだお?」

ξ゜凵K)ξ 「4、500年前に、油断してな・・・
      ここに封印されてしまって、動けないのよ」

( *^ω^) 「ドジッ娘ktkr」

ξ#゜凵K)ξ「どじっ娘言うな・・・てか、どじっ娘か?」

(  ^ω^) 「じゃ、何で服着てないんだお?」

ξ゜凵K)ξ 「するーですか、そうですか。
      ・・・妖怪だから必要じゃない上に、ここには儂しかいなかったから
な」

( *^ω^) 「むひょひょひょ、ブーンがいても気にしなくていいお! 見放題だお☆」


ξ;´兪)ξ「服・・・着よ・・・」

ツンは、豊かな髪の毛の一部を引きちぎった。
その髪の毛を上に舞い上げる。

髪の毛はパラパラと落ちてくるその途中で、一部が服へと変化した

15 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:34:23.14 ID:LiOfpmp20
( ;^ω^) 「本当に、人間じゃないんだお・・・」

( *^ω^) 「にしても、和服姿も、なかなか・・・」

ξ;´兪)ξ「で、でだ、小僧・・・」

(  ^ω^) 「何だお?」

ξ゜凵K)ξ 「この封印を・・・解け!」

( ^ω^) 「封印を解いたら、ツンはどうするお?」

ξ゜ー゜)ξ 「決まっておろうが。この国の人間、全てを血と憎しみで染め上げてやる
わ!」

ξ ゜∀゜)ξ「あっはっはっは!!!!」

「トン、トン、トン」

「・・・ばたん」

少年・・・もとい、ブーンは地上へと戻っていった。
17 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:39:14.03 ID:LiOfpmp20
ξ;゜凵K)ξ「ちょ、ちょっと待て! 小僧!」

( ;^ω^) 「お前みたいな危ない奴、開放できるかお!!!」

ξ;゜凵K)ξ「ま、待て! 小僧! も、もちろん、タダとは言わんぞ!?」

( ^ω^) 「!!! な、何してくれるんだお?」

ξ゜ー゜)ξ 「ふふん。話が分かるじゃないか・・・
      儂は、これでも2000年以上の時を生きておる。

      その間に覚えた術で、大抵の望みは叶えてやれるぞ?」

( ^ω^) 「・・・そんな事言って封印を解いた途端、ブーンを殺すんじゃないか
お?」

ξ;゜凵K)ξ「ぎくり」

「トン、トン、トン」

「・・・ばたん」

ブーンは地上へと戻っていった。


18 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:40:29.24 ID:LiOfpmp20
ξ;゜凵K)ξ「ちょまwwwちょ!!!! 頼む! 帰って来い! 小僧!」

( ^ω^) 「やれやれだぜ」

ξ゜凵K)ξ 「わかった。お主は手にかけん」

( ^ω^) 「信じられないお」

ξ゜ー゜)ξ 「儂はこれでも、かつては666体の眷属を率いていた。
      その誇りにかける」

( ^ω^) 「本当かお?」

ξ^ー^)ξ 「勿論だ」

( ^ω^) 「・・・で、何ができるんだお?」

ξ ゜∀゜)ξ 「ふふふ。一つの町を1日で壊滅させることも出来るし、
      憎い奴を、人間には行うことの出来ない苦しみの元、
      発狂させながら殺すことも出来るぞ?」

( ;^ω^) 「お・・・そんな物騒なのはいらないお」

19 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:43:07.48 ID:LiOfpmp20
ξ ゜∀゜)ξ 「それじゃ、金か!? 儂なら誰にもバレることなく、
      一生遊んで暮らせるだけの金を盗んでくることも出来るぞ!?」

( ;^ω^) 「うーん・・・盗まれた人が気の毒だお・・・」

ξ ゜∀゜)ξ 「ヌルイなあ、小僧。じゃあ、女か!?
      儂が一度 術を使えば、小僧のために股を開く女など、
      幾らでも作ることが出来よう!」

( ;^ω^) 「うーん・・・ちょっと惹かれるけど・・・」

ξ゜凵K)ξ 「はっきりしないなあ。じゃあ、何が欲しいんだ?」

( ;^ω^) 「お? うーん・・・」

ξ#`凵L)ξ「早く言え! 時間が惜しい!」

( ^ω^) 「じゃ、考えついたら、もう一回くるお」

「トン、トン、トン」

「・・・ばたん」

ブーンは地上へと戻っていった。
21 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:47:08.42 ID:LiOfpmp20
ξT儺)ξ「ちょ、ちょおおおおおおおおおおおおお
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!」

( ;^ω^)「な、何だお・・・?」

ξT儺)ξ「た、頼む。もう、この暗闇の中は嫌なんだ!」

( ;^ω^)「お・・・?」

・゜・ξノд`)ξ・゜・。 「貴様に分かるか!? 400年以上も、暗闇の中に残された、儂
の気持ちが!」

( ;^ω^)「う、わ、分かりません」

ξ;A;)ξ「儂は、もう一度、あの大きな太陽の光を浴び、
      大空を気持ちよく、飛びたいんだよ!
      綺麗な水の中、休むのもよい・・・

      もう、ここにいるのは うんざりなんだ!」

( ;^ω^)「・・・」

・゜・ξノд`)ξ・゜・。 「た、頼む! 小僧! 封印を! 封印をおおおおおおおおお
お!!!!」

( ;^ω^)「わ、わかったお。落ち着けお!」

ξ;A;)ξ「・・・」

( ;^ω^)「で、どうやって解くんだお?」
24 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:50:41.93 ID:LiOfpmp20
ξ´兪)ξ「・・・儂の髪に、櫛がささっておろ?」

( ;^ω^)「おっ」

ξ´兪)ξ「これは昔、恐るべし力を持った妖怪が作ったという伝説のある櫛でな・
・・

      妖怪を殺したり、封じる力がある」

( ;^ω^)「じゃ、コレを取れば・・・」

ξ^ー^)ξ「そう。儂は、封印から開放される」

( ;^ω^)「おお」

ξ´兪)ξ「妖怪の癖に、妖怪を殺すものを作りおってからに・・・
      力があっても、裏切りものめ・・・」


25 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:52:56.37 ID:LiOfpmp20
( ;^ω^)「人間のブーンが触って、大丈夫かお?」

ξ゜ー゜)ξ「それは心配ない。この櫛は、人間しか扱えんのだ」

( ;^ω^)「・・・ふーん?」

ξ ゜∀゜)ξ「さあ、もうよい! よいではないか!
      はよう、はよう、儂を開放してくれい!

      先ほどの約束どおり、何でも願いは叶えてやるから!」

( ;^ω^)「・・・わかったお。じゃあ、願いは考え付いたら言うお」

ξ ゜∀゜)ξ「うむ」

( ;^ω^)「・・・頼むから、悪さはするなお?」

ξ ゜∀゜)ξo彡「わかった! わかった!」

26 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:55:10.55 ID:LiOfpmp20
ブーンは慎重に、ツンの豊かな髪に飾られた櫛に触る。
・・・ブーンは何ともなかった。

次は、ゆっくりと櫛を手前に引いた。

ツンから・・・櫛が抜ける。

ビクビクっと、ツンの体が震えた。

27 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:56:46.24 ID:LiOfpmp20
ξ^ー^)ξ 「くっくっく・・・」

ξ ゜∀゜)ξ 「はっはっはっ やっと! やっと! 念願の自由が!」

( ;^ω^) 「悪さは、するなお?」

ξ^ー^)ξ 「くっくっく・・・ありがとよ、小僧・・・いや、ぶーん」

( ^ω^) 「いいお、気にするなお」

ξ^ー^)ξ 「それからな・・・」

( ^ω^) 「お?」



ξ ゜∀゜)ξ 「さらばだ・・・!」



ツンは突然、ブーンに襲い掛かった。
30 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 14:59:25.06 ID:LiOfpmp20
ブーンは咄嗟に転がって避けたが、腹に灼熱感が走った。

どうやら、肉を少し持っていかれたらしい。

ブーンは、ツンの左手を見る。
ブーンを襲ったツンの左手は封印時と異なり、
爪が異様に発達して鉤爪状に伸びていた。

その爪の間に、少しブーンの肉と皮が挟まっているのが見える。

31 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:01:34.01 ID:LiOfpmp20
ξ゜ー゜)ξ 「くくく・・・久しぶりの獲物は生きがよい!」

ξ ゜∀゜)ξ 「せめて、苦しまないようにと思ったのにな!」

( ;^ω^) 「な、何をするんだお! ブーンを襲わないって約束は、どうなったんだ
お!」

ξ^ー^)ξ 「ん? わからんか?」

( ;^ω^) 「なにがだお!?」

ξ^凵K)ξ 「儂は人間なんぞとの約束は、守らんよ」

( ;^ω^) 「・・・」

ξ ゜∀゜)ξ 「化け物なんだからな!」

32 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:04:32.33 ID:LiOfpmp20
( ^ω^) 「・・・」

ξ ゜∀゜)ξ 「どうした、泣き叫べ! 儂をもっと喜ばせろ!」

( ^ω^) 「・・・嘘だったのかお?」

ξ ゜∀゜)ξ 「嘘だっただと? 愚か者め、化け物との約束を信じおってからに!」

( #゜ω゜) 「嘘だったのかお!」

ブーンは、ツンを封印していた櫛を未だ握り締めている。

ブーンの怒りに呼応するかのように、
手の中の櫛は細かに震えだした。

33 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:07:47.16 ID:LiOfpmp20
ξ ゜∀゜)ξ 「・・・?」

Σξ;゜Δ゜)ξ「やば、まさかこいつ、櫛を・・・?」

( ゜ω゜) 「・・・これは?」

ブーンの持つ櫛から、光がこぼれだした。

その光は櫛を持つ右手に纏わりつき、光は爪の様に指先からも伸びる。

光の爪はツンの爪と同じように、
相手を傷つけるのに適した形へと固まった。


34 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:09:18.03 ID:LiOfpmp20
ξ;゜Δ゜)ξ「ま、まさか小僧に、その櫛が使えるとはな・・・」

( ゜ω゜) 「何だお・・・からだが、勝手に・・・」

ξ;゜Δ゜)ξ「くっ・・・! い、雷よ! 来い!」

ツンは胸の前で両手を一度くっつけ、何かを開くように、
閉じた両手を左右に開く動作をした。

両手の間の空間から巨大な雷が現れる。



ξ#゜Δ゜)ξ「さあ、あやつを焼き殺せ!」
36 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:11:24.13 ID:LiOfpmp20

ばち ばちっ!

雷は、ブーンへ向かい一直線に走った。

( ゜ω゜) 「・・・お」

ブーンはただ、櫛を持った手を前に出した。


ふぅぅぅぅん

ツンの雷は妙な音とともに、ブーンの手の中の櫛へと吸い込まれていった。


37 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:12:28.77 ID:LiOfpmp20
ξ;゜Δ゜)ξ「く・・・! や、やっぱりか」

( ゜ω゜) 「今度は、こっちの番だお・・・」

ξ;゜Δ゜)ξ「ぐ・・・」

ブーンは一瞬でツンに詰め寄り、櫛を持つ右手の爪で斬りかかる。

ξ;><)ξ「ひっ!」

ツンは髪の毛を刃へ変化させ、防ごうとした。

しかし


( ゜ω゜) 「雄雄雄雄雄雄ぉぉおおおおおお!!!!!」

ξ;゜Δ゜)ξ「ぐ・・・!」
39 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:14:33.32 ID:LiOfpmp20
「がっしゃぁあああん!!!」


あっけなく、ツンの髪の刃はブーンに砕かれる。

続けて流れるように、
ブーンは光の爪を伸ばしながらツン本体に斬りかかった。

40 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:16:20.37 ID:LiOfpmp20
ツンは慌てて、右へと側転しながらブーンの攻撃を避ける。

ξ#゜∀゜)ξ「やられてなるものか! その櫛に吸収できん術を使ってやろう!」

ツンは転がりながら地に左手をつけ、叫んだ。

ξ#゜∀゜)ξ「土よ! そこのあほ餓鬼を飲み込み、全てを醜く腐らせろ!」

ツンの周りを残して土が大きく上へと弾け、
その場にいる者を飲み込もうとした。

しかし、肝心の目標は消えていた。
標的を失い、土は静かに舞い降りる。
43 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:19:36.17 ID:LiOfpmp20
ξ;゜Δ゜)ξ「・・・あれ? あの小僧は?」

( ゜ω゜) 「・・・ここだお」

ξ;゜Δ゜)ξ「!」

ツンは慌てて、声がした方を向いた。
うつ伏せに寝転んだ格好のツンのすぐ右隣に、ブーンはしゃがみ込んでいる。

驚くツンの首を、ブーンは櫛を持つ右手で掴んだ。

44 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:20:39.79 ID:LiOfpmp20
ξ(゜、゜;ξ「ぐ・・・」

( ゜ω゜) 「・・・」

ξ(゜Δ゜;ξ「何時の間に? 儂の動きが読めたのか?」

( ゜ω゜) 「櫛がツンの動きを教えてくれたお。その動きに、合わせただけだお」

ξ(゜、゜;ξ「・・・くそ」

ξ(゜Δ゜;ξ「こ、殺すのか・・・?」

( ゜ω゜) 「・・・」

ξ('、`;ξ「そうか、儂はここで死ぬんか・・・」

45 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:21:33.94 ID:LiOfpmp20
突然、櫛から漏れる光が弱まる。

ブーンは手を引き、にこやかな顔をツンに向けた。

ξ(゜Δ゜;ξ「・・・?」

( ^ω^) 「殺さないお・・・」

ξ(゜Δ゜;ξ「な、何故???」

( ^ω^) 「殺したら・・・お前と同じだお・・・」

ξ(゜、゜;ξ「・・・」

( ^ω^) 「・・・ツン」

ξ(゜Δ゜;ξ「な、何だ!」

( ^ω^) 「ツンを殺す気はないけど、野に放す気もないお!」

ξ(゜Δ゜;ξ「・・・また、また、封印する気なのか!」

( ^ω^) 「大丈夫だお、それもしないお」

46 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:22:24.35 ID:LiOfpmp20
ξ(゜Δ゜;ξ「・・・? じゃあ、どうするつもりだ?」

( ^ω^) 「お前を、更生させるお」

ξ(゜−゜;ξ「・・・は? 何、馬鹿言ってるんだ?」

( ^ω^) 「ツン、お前はブーンの傍にいるお。悪さは、許さないお!」

ξ(゜Δ゜;ξ「そんなの聞けるわけ!」

( ^ω^) 「・・・封印のが、いいのかお???」


ξ(゜、゜#ξ「ぐう・・・」

48 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:24:12.15 ID:LiOfpmp20
( ^ω^) 「おk?」

ξ(゜、゜#ξ「・・・おk」

( ^ω^) 「じゃ、これから、宜しくだお。ツン」

ξ(゜、゜;ξ「・・・くそぅ」

( ^ω^) 「返事は?」

ξ(゜、゜;ξ「・・・」

( ^ω^) 「・・・」

ξ(゜、゜;ξ「・・・」

( ^ω^) 「・・・」


ξ´兪)ξ「・・・はぁい↓↓」
50 名前:第一話[] 投稿日:2006/09/10(日) 15:25:07.17 ID:LiOfpmp20
ブーンは地上へと向い、その少し後ろをツンは憑いていく。

ξ(゜、゜#ξ(くそ・・・今に見ていろ・・・
      儂が回復して、本来の力を取り戻したら! その時は!)

( *^ω^) (うーん・・・例え妖怪でも、ツンはベッピンさんだお。
      これから、思い通りに染め替えていくお!
      むひょひょのひょ!)

それぞれの思いをおのおの胸に秘め
挑戦は始まった。




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