( ^ω^)ブーンは忍者のようです


53 :忍さくしゃ :2006/09/10(日) 20:09:46.94 ID:Q4zviiA+O 
〜第八話 「精神」〜 
  
  
〜尋問室〜 
  
  
(;'A`)「ブーンの中に化け物が!?」 
  
(;´・ω・`)「なるほど……ブーンはこれを隠していたんだね」 
  
(*゚ー゚)「………(ちょっと口が滑ったわね)」 
  
(;'A`)「……しぃたん、霹靂は鳳凰をブーンなんかに宿らせてどうする気なん
ですか?」 
  
(*゚ー゚)「そんなこと私も知らないわ。私はただ与えられた任務をこなしている
にすぎないもの」 
  
(;´・ω・`)「あの時ブーンを行かせていなければ……僕の責任だ……クソッ…
……」 
  
マスターはその場に崩れ落ちた。 
  
(;'A`)「マスターのせいじゃありませんよ……」 
  
(*゚ー゚)「(何故自分の行動を悔やむ?何故慰める?何故………) 

56 :忍さくしゃ :2006/09/10(日) 20:13:56.46 ID:Q4zviiA+O 
  
('A`)「しかしそうと聞いたらツンが少し心配だな。マスター。俺は戻ります」 
  
ドクオは一礼すると扉から出てツンの所へ向かった。 
  
(´・ω・`)「さて……僕は女の子には興味が無いし……」 
  
(;゚ー゚)「………」 
  
(´・ω・`)「今聞いたことは尋問官に伝えておくよ」 
  
(*゚ー゚)「………ご自由に」 
  
そう言うとマスターもその部屋から出ていった。 
  
(*゚ー゚)「………仲間……」   
  
〜医療機関・ツンの病室〜 
  
  
ξ;゚听)ξ「一体……なんだって言うのよ……」 
  
ツンはベッドで訳がわからずにうなだれていた。 


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/10(日) 
20:19:25.66 ID:Q4zviiA+O 
  
自分は役立たずだ。 
  
あの時ブーンを助けることが出来なかった。 
今も調査員の男を止められなかった。 
ただ。ただ一人うなだれるしかなかった。 
  
('A`)「ツン!」 
  
ξ゚听)ξ「あ……ドクオ」 
  
('A`)「よかった。無事みたいだな。………あれ?ブーンは?」 
  
ξ゚听)ξ「………実は……」 

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/10(日) 
20:22:25.34 ID:Q4zviiA+O 
〜???〜 
  
  
??「おい」 
  
( ´ーωー)「お………」 
  
??「起きろ」 
  
( ´ーωー)「………」 
  
从゚く゚从「起きろ小僧!!」 
  
(; ゚ω゚)「ふおおおお!!!?」 
  
(; ^ω^)「だっ……誰だお!!人をいきなり大事で起こすんじゃないお!!
」 
  
从゚く゚从「貴様が起きないのが悪い」 
  
( ^ω^)「お……ふじこかお!無事だったんだお!」 
  
从゚く゚从「当たり前だ。そして我はふじこではない。鳳凰だ。なんでふじこな
んだ」 
  
( ^ω^)「そりゃさくしゃがバイトでルパンスペシャルを見れなかったから
………」 
  
从゚く゚从「なんだかよくわからん。それより……我から大切な話がある」 

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/10(日) 
20:25:50.38 ID:Q4zviiA+O 
  
( ^ω^)「お?」 
  
从゚く゚从「我は不運にも貴様と一心同体となってしまった。」 
  
( ^ω^)「ちょww不運ってww」 
  
从゚く゚从「そして我の声は貴様にしか聞こえず、貴様が我に触れるのも現状で
は貴様の精神世界のみだ」 
  
( ^ω^)「精神世界?ここのことかお?」 
  
ブーンは辺りを見回す。周りには本当に何もなかった。どこまで行っても果て
の無い、そんな真っさらな世界。 
精神と時の部屋のようなものだ。 
  
( ^ω^)「鳥山あきら先生ゴメンだおww」 
  
从゚く゚从「そこでだ。一つ頼まれてはくれないか?」 
  
( ^ω^)「お?」 


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/10(日) 
20:31:20.73 ID:Q4zviiA+O 
  
从゚く゚从「我には何か……重要な使命のようなものがあったような気がするの
だ。そう……命よりも大切な……我の生きる意味と言ってもいいかもしれぬ」 
  
( ^ω^)「………」 
  
从゚く゚从「貴様にそれが何なのかを探してほしい。そして……その使命を供に
遂げてほしいのだ」 
  
( ´ω`)「……なんでだお?僕なんか役に立てないお……術はうまく出来ない
し……怒られてばっかりだし……落ちこぼれなんだお」 
  
自分は落ちこぼれ。ブーンにはそれがよくわかっていた。そんなイメージが考
え方をより暗くさせていた。 
  
从゚く゚从「そんなことは知るか」 
  
( ^ω^)「お……?」 
  
从゚く゚从「我は今のところ、この体から出られん。あの忍者がかけた術は相当
高位なものだ」 


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/10(日) 
20:33:20.81 ID:Q4zviiA+O 
  
从゚く゚从「それに……」 
  
( ^ω^)「………お?」 
  
从゚く゚从「この体……居心地が良いのだ」 
  
( ^ω^)「………!!」 
  
从゚く゚从「ついでに貴様の体から出る方法も探してくれると助かる。いい返事
を待っているぞ」 
  
( ^ω^)「ま、待ってだお……!僕は……」 
  
ブーンの声は届くことなく、真っさらな世界の中に静かに消えていく。 
鳳凰もまた姿を消していった。 


64 :忍さくしゃ :2006/09/10(日) 20:34:56.26 ID:Q4zviiA+O 
〜調査本部最上階〜 
  
  
( ^ω^)「………あ……れ?ここは……」 
  
見覚えがあった。左右の棚に乱雑に重なる書物。 
奥にある散らかった机。 
そしてその奥の里全体が見渡せる窓。 
  
里の長。荒巻の部屋であった―――― 
  
/ ,' 3「気がついたか?ブーンよ」 
  
( ^ω^)「じいちゃん………」 
  
/ ,' 3「お前に会うのもずいぶんと久しぶりになるな」 
  
荒巻は髭の生えた顔で微笑んでみせた。 


66 :忍さくしゃ :2006/09/10(日) 20:38:09.86 ID:Q4zviiA+O 
( ^ω^)「だお。最近はツンやドクオと一緒にいっぱなしだったから……」 
  
/ ,' 3「ふふ。いいんだよそんなことは。里に来たばっかりの時は友達がいな
いとよくここに来ていたなぁ。お前に友達が出来たなら私も嬉しいよ」 
  
( ^ω^)「……じいちゃん……僕は……」 
  
/ ,' 3「言わんでもわかっているよ。お前が辛い思いをしていることも……霹
靂の忍者から里を守ろうとしたこともな。よく頑張ったよ」 
  
( ;ω;)「じいちゃん……」 
  
ああ。なんでこの人はこんなにも温かいんだろう。 
ブーンは涙を堪えきれなかった。 

70 :忍さくしゃ :2006/09/10(日) 20:40:56.04 ID:Q4zviiA+O 
/ ,' 3「だが……お前にはこの先、もうひと頑張りしてもらわなければいかん
」 
  
( ;ω;)「お?」 
  
/ ,' 3「伝えよう……お前の中にいる……鳳凰のこと。霹靂のこと。私のわか
る限りでな」 
  
  
〜第九話に続く〜 
  
  
(*゚ー゚)「わからないわ………」 
  
(*゚ー゚)「仲間なんて………私は絶対に信じない……」 
  
  
〜To be continued〜 




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