('A`)ドクオが吸血鬼になってしまったようです


108 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 18:51:04.68 ID:mMJ0/FNw0 
―そのころ、教室では― 

( ;^ω^)「クー…心配だお」 
ξ゚听)ξ「うっさいわね。ドクオにまかせておきなさいよ」 
ξ゚听)ξ「……それに、もう一人おかしいヤツがいるのよ」 
(´:::ω:::`)「……」 

( ><)「どうしたんですか?」 
(*‘ω‘ *)「すごい無表情だっぽ」 
( ^Д^)「なんかいつもと雰囲気ちがうな…」 

( ;^ω^)「朝からこんな感じだお」 
ξ゚听)ξ「私達にもわからないわ」 

ショボンも様子がおかしい。いったいどうしたというのだろうか 
その理由――時はクーを残してGANTZメンバーが全滅してしまった日の夜に遡る 

(´・ω・`)「なんだコレ?」 

ショボンは部屋でビー玉を見つける 
しかしこのビー玉、真っ黒だ 

(´・ω・`)「不思議な玉だなぁ。どこかで拾ったっけ?」 

手に取って、感触を確かめる。普通の…ごくごく普通のビー玉だ 

しかし見覚えがある。この玉に 
どこか懐かしい感覚 
いいようのできない好奇心 
それと興奮が襲ってきた 


109 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 18:54:17.65 ID:mMJ0/FNw0 
(´・ω・`)「ん?なんか文字がでてきたぞ」 

ビー玉から文字が浮き出てきた 

『戻りたかったらお友達をぶっ殺してくだちい。そしたら帰れますです。ハイ』 

『ちなみに、やせ細った男は殺さなくても結構でし。まぁやりたかったらやってもおkですけど』 

(´・ω・`)「何……?」 

と同時に過去の記憶が蘇ってきた 
忘れてた…いや、閉じ込められていた記憶 

戦いの記憶、あらゆる街を駆け回った感覚が 
そう、これは『狩り』 

(´・ω・`)「ガ…ンツ……」 
(´・ω・`)「そうだ…僕は100点をとって解放されたんだ」 

不本意な解放 
クーが無理矢理100点のメニューを決めてしまった 
まだまだ戦いたかった気持ちを無下にして…… 

(´:::ω:::`)「ガンツ……また呼んでいるんだな、この僕を」 

ショボンの顔は別人のように恐ろしいものに変わっていった… 
・・・ 


110 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 18:56:26.90 ID:mMJ0/FNw0 
時は戻り、現在 
現在時刻7時30分。人はもういない 

学校は終了し、皆自宅に帰っていた。が、ショボンだけは教室に残っていた 
ショボンはメールを送る 

『大事な用だから、8時半に学校の教室に来てくれ』 
7人……ドクオ・クー・ツン・ブーン・タカラ・ちんぽっぽ・ビロードに一斉送信 

ショボンは教室で一人時を待つ 
手にはナイフと縄が握られていた 
・・・ 

8時25分 

(*‘ω‘ *)「どうしたっぽ?ショボン君」 

ちんぽっぽが予定した時間より早く来た 

(´・ω・`)「ああ……実はね」 
(´・ω・`)「こういうことさ」 

ナイフを首筋にグサリと突き刺す 

(* ω  *)「!……」 

もの言うこともできずに、ちんぽっぽは倒れた 

(´:::ω:::`)「一人目……」 


111 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 18:58:06.90 ID:mMJ0/FNw0 
次にビロードがやって来た 

( ><)「ショボン君、皆を集めてどうするんですか?」 
(´・ω・`)「そこ見てみなよ」 

ちんぽっぽが倒れているところを指差す 

(;><)「なっ……なんなn」 

言いきる前にショボンはビロードの首を縄で絞める 
ビロードの目はぐるりと白眼をむき、口からは泡を吹いていた 
やがて呼吸は止まり、全身から力が抜ける 

(´・ω・`)「二人目」 
(;^Д^)「なんじゃコリャ……」 

タカラも来ていた 
ショボンは速攻でタカラの顔面を思いきり殴り、地面に倒す 
悶えるタカラ。その上にショボンは乗っかり…… 

何度も 
何度も何度も何度も何度も何度も何度もナイフを突き刺した 
初めは泣き叫んでいたタカラだが、次第に声は薄くなっていき、息絶える 

(´・ω・`)「三人目だ」 


112 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 19:00:30.82 ID:mMJ0/FNw0 
ξ;゚听)ξ(;゚ω゚)「なっ……」 

ツンとブーンがその異様な光景を目にしていた 

(´・ω・`)「見たな……」 

即座にツンとブーンに向かっていくショボン 

(´ ω `)「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」 

ショボンは祈るようにただただ『死ね』の一言を繰り返していた 

(;゚ω゚)「ショ、ショボン!落ち着くお!」 

止めようとするが、時遅し 
ブーンの心臓付近にナイフが突き刺さる 

( ; ω )「おっ…」 
ξ;゚听)ξ「ブーン!」 

(´ ω `)「待ってろ、君もだ」 
ξ;゚听)ξ「!」 

ショボンはナイフを引き抜き、ツンに刺す 
ショボンの服は皆の血で真っ赤になっていた 

115 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 19:02:25.58 ID:mMJ0/FNw0 
(´・ω・`)「あと二人だ。あと二人殺せばガンツの所に戻れる」 
(´-ω-`)「あの夢のような世界へ……」 

死体が転がっている教室でショボンは目を瞑る 

眼球の奥で蘇っていく景色 

高鳴る鼓動 

破壊される怪物 

生か死かのやり取り 

全てが彼を満足させてくれる 
いつしか彼はガンツに引き込まれていたのだ 

川;゚ -゚)「な、んだ……これは」 
(´・ω・`)「来たか」 
('A`)「……(血がうまそうだな、って何考えてんだ俺)」 

凄惨な光景を間のあたりにし、ガンツミッションとは違う恐怖を覚えたクー 
対照的に、好奇心が目立つドクオ 
ショボンは二人を迎える 


116 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 19:04:44.84 ID:mMJ0/FNw0 
(´・ω・`)「やぁ。コレ全部僕がやったんだ。すごいだろう?」 

そう言うとショボンはツンの死体を蹴飛ばす 

川;゚ -゚)「お…まえ…!」 
(´・ω・`)「クー、君が悪いんだ」 

(´・ω・`)「君が勝手に100点を取った時のメニューを決めてしまうから」 
('A`)(100点?メニュー?ショボンのヤツ黒スーツのことを言ってるのか?) 

川;゚ -゚) 「まさかお前……思い出したのか!?」 
(´・ω・`)「ぼんやりとねぇ。はやく行きたいよ」 

天井を見上げるショボン 
その顔はまるで神を信仰するような安心しきった様子 

(´・ω・`)「さて、ドクオとクーどちらからにしよう」 

子供のように指をクーとドクオ、交互に指し続ける 

(´・ω・`)「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り」 

指した方向はクー 

120 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 19:08:43.02 ID:mMJ0/FNw0 
(´・ω・`)「決まりだな…(そういえば、やせ細った男はドクオのことを指していたのか。…これも
都合がいいな)」 

(´・ω・`)「さぁクー…殺 ら な い か」 

ナイフを構え身を屈める。突進するみたいだ 

川;゚ -゚)「くっ、クソッ!」 
(;'A`)「どうする!?」 

川;゚ -゚)(なんとかしてドクオだけは……) 
川;゚ -゚)「こっちだショボン!」 
(´・ω・`)「待てよ」 

ショボンもそれを追う 

川;゚ -゚)「ドクオはまだ息がある奴を助けてやってくれ!私はこいつを引きつける!」 
('A`)「クー……」 

クーは教室から飛び出し、屋上へと向かう 

言われた通りに生死を確認するが、耳でわかる。生きている者は誰一人としていない 
心音が聞こえない 
それは分かってる。だからこそ… 

('A`)(血が吸いてぇ) 


121 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 19:10:45.84 ID:mMJ0/FNw0 
友人の血を吸うなんて不謹慎だが、喉が乾いてしまった 

('A`)「スマン、ちょっとだけもらうな」 

皆の傷口から血を掬い、舐める 

('A`)「うめぇ」 
('A`)「…俺って節操ないなぁ…って、クーを追いかけなきゃ」 

ドクオも走り出す 
・・・ 

―屋上― 

(;´・ω・`)「あーッ、君速いな…ってスーツ着てるからか」 
川 ゚ -゚)「それでもかなり遅くしてやったんだけどな」 

二人は学校の屋上で対峙する 

(´・ω・`)「まぁいい。今殺してやるからな」 

ナイフを持ち、ヘラヘラと笑うショボン 

川 ゚ -゚)「これでもか?」(チャキッ) 

クーはXガンを取り出し、ショボンに向ける 

(´・ω・`)「いいよ。さあ撃ちなよ。どうせガンツに再生してもらうけどね」 
川;゚ -゚)「うッ……」 
(´・ω・`)「それに早くしないとドクオがきちゃうかもよ?」 

123 : ◆ERGS03OiNo :2006/09/09(土) 19:14:07.63 ID:mMJ0/FNw0 
どうすればいい? 
撃てばいいのか?クーのその判断がアダになった 

(´・ω・`)「ハハハ!君はまぬけだッ!」 
(´・ω・`)「いくら僕でも君を殺すのは無理だッ!だから自殺してやるよ!!」 

(´・ω・`)「君がメニューを勝手に決めなければよかったのにな!」 
(´・ω・`)「じゃあなッ!ガンツ部屋でまた会おう!ガンツとの約束も果たせたな!!」 

屋上の格子を乗り越え、勢い良く空へ飛び出す 
しかしやはり重力には逆らえずに地面へと落ちていく 
数秒後、下から生ま物が潰れる音がした 

川;゚ -゚)「ショボン…」 
('A`)「大丈夫かッ!クーッ!」 

川 ゚ -゚)(私は…選択を間違えたのか?) 
('A`)「クー?」 

柏;゚ -゚)「ハッ!…なんだドクオか」 

クーはまるで気づいていないようだった 

('A`)「ショボンは!?」 
川 ゚ -゚)「落ちて……落ちてしまった」 
(;'A`)「そんな…」 

地面のショボン…だった死体のポケットからビー玉が転がり、文字が浮かぶ 
『良くやってくれますた。お礼にお友達も戦力にしてあげましょう(笑)』 
                                            第8話 おわり 





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