('A`)ドクオに鞄が届いたようです


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/10(木) 23:50:57.49 ID:
tJwuzw8JO


ザザザー…ザザザー… 

あの日は雨だった 


「ドクオー」 
母さんが二階に居る俺に聞こえるように大きな声で「ドクオー?今日晩御飯何にする?」と聞い
てきた。 
俺は別に食べたい物なんて無かったから、「んー別に何でもいいよ。」と答ると母さんは「ならカ
レーでいいわよね? 
ちょっと材料切らしてたからドクオ、スーパーまで材料買ってきてくれない?」 

外は雨、、俺は濡れるのが嫌だったので「はぁー?嫌だし;まんどくせぇ('A`)。母さんが行けよ」 

J('-`)し「あんた少しくらい役に立ちなさいよ。一日中ゲームなんかしないで外に出なさいよ」 
('A`)「はいはいわろすわろす」 
(うるせぇな糞婆、そんなちまちま文句言う暇あるなら自分で買い物いけばいいじゃねえかw) 



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/10(木) 23:52:26.05 ID:
tJwuzw8JO
母さんは俺に行く気がないとわかったのか? 文句は聞こえなくなり玄関の開く音の後に閉じた
音が俺の部屋まで届き、俺は母さんが買い物に出かけたのを把握した。 

('A`)「やっと行ったか糞婆。うるさいのがいなくなってせいせいするな」 


俺が再びゲームに夢中になっていたら電話が掛かってきた 
('A`)「電話取るのマンドクセw」 
しかし取らない訳にもいかず、俺は一階に降り電話に手を伸ばし受話器を耳に当て「もしも
し?」と電話先の相手に答えた 
「もしもし?ドクオ?スーパーに着いたんだけど何か欲しい物はある?あるならついでに買って
くるけど」 
電話は母ちゃんからだった。 
(んだよw母ちゃんかよw) 
俺は悪態をつきながらも「んーならプッチ●プリンを買ってきてくれ。」 
('A`)「ん、そうそうそう。3個セットの奴ね。んじゃぁな」 



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/10(木) 23:54:18.35 ID:
tJwuzw8JO

ガチャン 
俺は受話器を元の場所に戻し 
('A`)「ふぅー。さぁーてゲームの続きをするかなーっと」 
と呟いて二階へと戻った 


カチャ!ピコピコ!!! 
('A`)「くそっ!そこっ!!……ぁー糞!また負けたw…ってか今何時だよ」 
俺は時計に目を向け時間を確認しようとしたが、「ぁ…この間壊しちまったんだっけw」 

仕方なく俺は再び一階に降り時間を見てみるともう19時だ。 
('A`)「うはwゲームやりすぎたなw 
目いてぇwww」 

ドクオは先ほど出ていった母さんの事をふと思い出した 
('A`)「カァチャンおせえなぁ…買い物に出かけてからもう3時間以上立ってるぞ…」 
ギリュリュリュー 
ドクオの腹の虫が鳴る 
('A`)「腹減ったなぁ。早くカァチャンのカレー食いてぇー」 

その時一本の電話が鳴り響いた 

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/10(木) 23:56:03.65 ID:
tJwuzw8JO

('A`)「っと、カァチャンかな?」 
受話器を手に取り「カァチャン?」と発言した後すぐに「ドクオさんですか?」と低い声が俺の耳
に響いた 

('A`)「あ、はいそうですけど。」 
「間違いないですね。では良くお聞きください… 
取り乱さないでくださいね… 
('A`)「え?取り乱すって…」 
「あなたの母親は●●スーパーに強盗に入った犯人にバットで頭を強く殴られ、すぐにVIP総合
病院に運ばれましたが意識不明の重体のままでいますモナー」 

('A`)「……」 
「もしもし?ドクオさん?もしm」 
ガチャッ!! 

俺は、何も考えず家を飛び出した 

行き先は 



 VIP総合病院 



( ´∀`)「チッ…キレたか…」 
舌打ちしながら携帯を懐にしまうモナー 
( ´_ゝ`)「彼はどうだった?モナー」 
( ´∀`)「途中で切られたけど多分こっちに向かってるモナー」 


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/10(木) 23:58:37.87 ID:
tJwuzw8JO
( ´_ゝ`)「そう…か。」 
( ´_ゝ`)「辛いだろうな…彼」 
煙草を加えながらモナーに受け答えする男 
( ´∀`)「そりゃぁな。………さぁて、俺達はそろそろ仕事に戻るとするか…」 
( ´_ゝ`)「あぁ。」 

そして二人は病院を去っていった 

ザァー…ザァー… 
ザァー…ザァー… 
(`A`)「ハア…ハァ…ハァ…!」 
走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る 走る 走
る 走る 走る 走る 

た だ ひ た す ら 走 る 

(`A')「ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…あっ…!」 

ようやく見えた。 
総合病院の看板 

もう少し、もう少し…! 
使いすぎた筋肉。 
それによりあまり自由に動こかない足。 
もう少し… 
もう少し… 
ガチャッ!! 
('A`)「カァチャン!!!」 
ピー。ピー。ピー。ピー。ピー。ピー。ピー。ピー。 
無機質な音が部屋に響く 
J(´`)し「……」 


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:00:27.56 ID:
DNEORcuLO
('A`)「カァ…チャン……」 
/,' 3「ドクオ…さんですか?」 
白衣にを着た老人が話を掛けてきた 
('A`)「…はい。」 
/,' 3「お話はきいてますよね? 
頭の傷の治療は出来たのですが…頭を強く殴られたせいで頭に障害が出来…いつ目覚める
か…今現段階では何とも言えません… 
簡単に言えば植物人間状態です。。」 
申し訳無さそうに語る医師 
(-A-)「……」 
/,' 3「私達医師、全力を尽くしたのですが…申し訳ありません…!!」 
頭を下げる老いた医師 
(;A`)「く、糞…俺があのとき面倒くさがらずに買い物に出掛けてたらカァチャンは……」 
/,' 3「……」 

悔やんでも悔やんでも戻れないあの時 

今はただ悔しがる 

悲しがる 


あの時に戻りたい 


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:02:27.50 ID:
DNEORcuLO
カァチャンが目覚めないまま2年の月日が過ぎた。 
カァチャンの入院費を稼がなくてはいけない…だから俺は就職しカァチャンの為に毎日毎日働
いた。 

この日も仕事を終え、カァチャンの見舞いに行ってきた 
(^A^)「カァチャン…俺頑張ってるよ…だからカァチャンも頑張れよな…!!」 
カァチャンの見舞いを終えたドクオはそのまま家に帰宅した 

玄関で靴を脱ぎ捨て、家の中に入ろと足を前に運んだ。 

すると 

買Kツン!! 
('A`)「…っ!」 
何かが俺の足にぶつかり俺は転倒してしまった。 

俺は転倒した原因を暴くべく、すぐさま玄関の電気を付け足元を見てみた・・・ 

すると足元には見に覚えのない鞄が転がっていた 

('A`)「何だこれは?」 
怖いもの見たさというものだろうか? 
普通は見に覚えのない物が家に置いてあったりしたら気味悪がってすぐに中を確認するような
真似はしないだろう・・・ 


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:03:34.07 ID:
DNEORcuLO
しかし俺はその鞄に興味を持ってしまい、恐る恐る鞄に手を伸ばし、鞄ををあける 
ギキィィー 

すると中には綺麗な金髪にポニーテールをした小さな少女?が納められていた。 
('A`)「これ何てエロゲー?」 
しかし目を凝らしてよくみると、それは人ではなく名のある職人が作ったのだろうか? 
それは精密な作りで出来た人形だった 

('A`)「人形だたのかww…… 
俺いつダッチワイフなんて注文したっけ?」 
ドクオの思考回路は極めて危なかった 

そしてドクオは人形を取り出そうとした時、人形の横に納められているゼンマイが目に入った 
('A`)「ゼンマイ…ゼンマイ…」 
そしてゼンマイを見た瞬間ドクオはこの間掛かってきた不審な電話を思い出した 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
【巻きますか? 
巻きませんか?】 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
('A`)「偶然にしては出来すぎてんな…」 



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:06:21.47 ID:
DNEORcuLO
しかし巻いた所で何か起こる訳でもないだろう…… 

ドクオは躊躇わずゼンマイを巻く 

ギキィィーギキィィー… 

   ガチャ! 
('A`)「……」 
ゼンマイを巻き終わり人形をみたが何も起こらない。 
いや、起こる筈なんてない。 
('A`)「やっぱりゼンマイを巻いた所で何も起こる筈がな「あんたが私を起こしだの?」 
ドクオが言い切る前に人形が話をかけてきた 
(゚A゚)「( ゚A゚) 
(゚A゚ ) 


( ゚A゚ )」 

ξ゚听)ξ「コッチミンナwwってか聞いてる?あんたが私を起こしたの?」 
怒り気味でドクオを見つめながら話す人形 
(*`A')「フヒヒ!すいません!!、あ、あぁ。」 

ξ゚听)ξ「私はブーンメイデン第5ドールツンよ。 
あんた今日から私の奴隷だからね」 
(`A')「ちょwwwwww」 
いきなり言い渡された奴隷発言 

その言葉に驚きながらもドクオはツンという名を名乗った人形の美しさに魅入ってしまってい
た 


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:17:55.91 ID:
DNEORcuLO
('A`)「てかブーンメイデンについてkwsk」 
ξ゚听)ξ「マンドクセ」 
(`A')「ちょww」 
何だこの唯我独尊で俺様的な人形は 

ξ゚听)ξ「まぁミーディアム(人形の媒体となる力の源)になる人には話さないといけないから簡
単に説明するわ」 

ξ゚听)ξ「私達はお父様により作り出された人形。そのお父様はマエストロ(神業級)の職人だ
った為人形に命を吹き込むのに成功したという訳。 
でもお父様は納得のいく人形が作れず嘆き悲しんだ。 
そこでアリスゲームが誕生した。 
私達に埋め込まれたローザミスティカ(人間でいう心や魂)を奪い合い、最後にすべてのローザ
ミスティカを収めた人形がアリス(完全なる少女)になれる…! 
そして私達ブーンメイデンは何世紀も戦いあい、今に至るという訳…。」 
悲しげな顔で話すツン 
('A`)「酷すぎる…最悪じゃないかそのブーンって奴…!」ξ゚听)ξ「!!」 


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:21:12.45 ID:
DNEORcuLO
('A`)「娘をなんだとおもっt」 
バシッ! 
頬に痛みが走る 
('A`)「っ!」 
ξ゚听)ξ「お父様の事を悪く言わないで頂戴!たかが人間が!!」 
そういってツンは鞄の中に入って行ってしまった… 

('A`)「…俺最低かもな…見ず知らずの父を最低呼ばわりするなんて…謝っとくか…」 
俺はそう思いツンの鞄へ顔を向け 
('A`)「ぁ、あの…ツン…さん?さっきはすんませんでした…」 
鞄「………」 
謝るが返事は帰って来ない 
('A`)「………やっぱまだ怒ってるよなぁ…」 

鞄「……ZZzz.」 

(`A')「ちょwww寝てんのかよwwww」 
時間を見れば21時 

('A`)「…ップ…可笑しな奴だな…」 
ドクオは含み笑いしながら鞄に話かける。 

('A`)「俺もこいつが起きるまで寝るとするかな… 

アッー!明日仕事どうするかなぁ… 
まぁなるようになれだな…」 
(-A-)「お休みカァチャン…」 


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 00:22:48.46 ID:
DNEORcuLO
(-A-)「ZZzz....」 
そしてドクオも意識を手放した 



ー運命ー 


ドクオがツンを呼び寄せた 


運命は動き始めた 


カラカラカラカラ… 

カラカラカラカラ… 


廻る廻る… 




運命の糸車が… 

一話終了 





トップへ
トップへ
戻る
戻る