( ^ω^)の全てが終わったようです


289 :1:2006/07/26(水) 22:24:59.21 ID:YcNlZi7v0
鳴り響いた音は終焉の鐘 
    だけど悲しまないで 
鳴り終わったのは終焉の鐘 
      だけど苦しまないで 
全てが終わった証の音 
       終りは始まりなのだから 



【最終話 絆】 




290 :1:2006/07/26(水) 22:25:16.42 ID:YcNlZi7v0
僕はゆっくり口を開く 
一つの言葉を伝えるために 

ゆっくりと開いた口から発した声は 



「カーチャンをころしたお・・・・」 

その一言だけだった。 



291 :1:2006/07/26(水) 22:25:35.77 ID:YcNlZi7v0
当然のようにその言葉に目の前の表情が変わる 
息を呑むようなそんな表情 

ほら、本当のことを言えばこうなる。 
いくら"友達"っていってもそう見下すんだ・・・ 

そのときぼくは、何故か心の中であざ笑っていた 
"友達"と言ったドクオ 
何も言葉を発しないショボ 
二人とも所詮偽善なんだと 

しかしその反応は意外にも驚いた 
貶すわけでも怒鳴るわけでもなく淡々と口を開いたショボン 



294 :1:2006/07/26(水) 22:27:08.29 ID:YcNlZi7v0
(´・ω・`)「それで・・・・それはいつの事なんだい?」 
( ゜ω゜)「今日・・・・だお」 
('A`)「ぐぅ・・・俺らが早く気づいていれば」 
涙を流しながらそんな事をいうドクオ。 
気づいていればドウダッタノ? 

(´・ω・`)「まぁ、過ぎてしまったことをどうこう言っても仕方がない。それよりも今は 
これからブーンはどうするつもり?」 

真正面に僕の目をみて問いただすショボンの目には 
覚悟が読み取る事ができた。 



295 :1:2006/07/26(水) 22:27:42.92 ID:YcNlZi7v0
( ゜ω゜)「どうもしないお・・・カーチャンも死んでしまった。トーチャンもいない。僕に出来ることはも
うないお」 

そう、僕は全てが終わってしまった。 
大好きだったカーチャンをこの手で殺し 
トーチャンはもういない。 

( ゜ω゜)「もう・・・どうでもいいお」 
('A`)「バカやろう・・・んなこというなよ・・・俺達がいるじゃないか・・・」 
(´・ω・`)「ドクオ・・少し落ち着け。」 

感情的になっているドクオを一声で制するとショボンはまた僕をまっすぐに見つめ 

(´・ω・`)「自首するつもりはない?」 

そう聞いてきた 



297 :1:2006/07/26(水) 22:29:03.57 ID:YcNlZi7v0
(´・ω・`)「どんな形でアレ、君は本当におばさまをころしてしまったようだ。 
      それは許される事ではない。しっかり罪を償わなければならない。」 

何を言っているのだろうか 
目の前のショボンはおそらく"正しい事"を言っている 
だけど全てが崩れた僕に向かって言う言葉なのか? 

ブーンの中で何かの"感情"がわき起こる 
それは黒く黒く、ブーンの心の中を占領する 



なおもショボは続ける"正しい事"を 
まるでお経でも唱えてるかのように 
まじめな顔してダラダラダラダラと 

アア ナンテ 煩イ ンダロ 



298 :1:2006/07/26(水) 22:29:49.99 ID:YcNlZi7v0
一時の感情で動くと激しく後悔する 
それは誰が言った言葉だっけ・・・ 
偉い人?普通の人?ああ、誰でもいいやもうわけが分からない 

( ゜ω゜)「煩いお!!!!!!!」 

僕は怒鳴った 

目の前の二人に 
涙を流していたドクオはびっくりした表情を浮かべ 
ショボはさも当然の反応のように淡々とした表情を浮かべている 

( ゜ω゜)「僕の気持ちなんておまいらには分からないお! 
       この手で、僕はこの手でカーチャンを刺したんだお! 
       幸せだった毎日が急に狂ったんだお!」 
まるで"狂った"ように叫び続ける 
いや違う僕はもう"狂っている"んだ 

301 :1:2006/07/26(水) 22:32:03.41 ID:YcNlZi7v0
(´・ω・`)「だから・・・だよ」 

ショボンはゆっくりと口を開いた 

(´・ω・`)「つらい事、悲しい事があったかもしれない。 
      でも君はまだ生きている 
      やり直せるんだ・・・ 
      自首をしてもう一度生まれ変われるんだ・・・」 

そのとき、ショボの言葉の意味に僕が気づけていたら 
こんな事にはならなかったと思う。 

だけどそのときの僕はもう手遅れで 


(#゜ω゜)「ア"ア"ア"ア" 煩いお!煩いウルサイウルサイウルサイ!奇麗事ばっかりいうなお!
幸せな奴らに僕の気持ちは分からないお!!」 

それと同時に懐からナイフを取り出す 
護身用にといつかかったナイフ 
その刃を心配してくれている二人に向かって 



302 :1:2006/07/26(水) 22:32:21.98 ID:YcNlZi7v0
('A`)「おま・・・・おまえ!!!!!!本気でやってるのか!?その行動は!?」 

ドクオが思いっきり立ち上がる 
そう、今の僕のように感情に流されて 

しかしその行動はショボによってとめられた 
('A`)「しょ、、ショボ・・・?」 

(´・ω・`)「少し落ち着いたほうがいい・・ドクオもブーンも」 

ドクオの前に立ちふさがるようにたったショボはいつでも冷静だった 

(#゜ω゜)「これ以上、僕の前に立つなお!ほっておいてほしいお!帰れ!帰れ!居なく鳴れ!」 

包丁を突き出しながら叫ぶ 
しかしそれでもショボは帰らなかった 

(´・ω・`)「今の君をおいていけるわけがないじゃないか」 

そういって一歩踏み出してくる 



303 :1:2006/07/26(水) 22:32:51.35 ID:YcNlZi7v0
(#゜ω゜)「来るな!クルナクルナクルナクルナ!!!!!!」 

それでもショボはまた一歩近づいてきて 

(#゜ω゜)「来たらさすお!!!!!!!」 

(´・ω・`)「それで気が済むならそうすればいい」 

また一歩 

だから僕は 

(#゜ω゜)「うわあああああああああああああああああああ」 

大降りに包丁を振り下ろした 

かすかに伝わる手ごたえ 


そう、僕は取り返しの付かないことをしてしまった 


304 :1:2006/07/26(水) 22:33:20.65 ID:YcNlZi7v0
(´ノω・`)「クッ・・・・」 

目から流れる鮮血。それは紛れも無く僕がつけたもの 
それでもショボは罵る事無く僕をまっすぐに見つめ 

(´ノω・`)「まだ間に合うから・・・」 

そう言った 

( ゜ω゜)「やめるお・・・・こっち見ないでお・・・ 
       もう・・・いやだお」 

何が正しいのか分からない 
ショボの言うとおりにすればいいんだろうか 

でもでも、僕は殺した "カーチャン"を 
僕は傷つけた"ショボ”を 

他人の"幸せ"を奪った僕は許されるのだろうか・・・? 



305 :1:2006/07/26(水) 22:33:42.66 ID:YcNlZi7v0
答えは"否"だった 

ショボがいうようにマダやり直せるのかもしれない 
罪を償えば 

ならば僕にできる償いとは何だろうか 

一歩一歩近づいてくるショボを見ながら考える 

そして案外それはあっさりと答えが出た 

自分でも自分勝手な答えだとおもう。 
それでも、今の僕にはソレが最善の答えだと思った 



306 :1:2006/07/26(水) 22:34:04.37 ID:YcNlZi7v0
( ^ω^)「ショボ・・・ドクオ・・・」 

僕の言葉に二人の動きが止まる 

僕は伝えなければいけない。二人に 

( ^ω^)「今までありがとうだお」 



307 :1:2006/07/26(水) 22:34:24.81 ID:YcNlZi7v0
その言葉と同時に僕は自分の胸にナイフを付きたてた 
カーチャンを刺したときと同じ手ごたえが腕に伝わる 

グサリとグググッと肉を裂く手ごたえ 
熱い熱い痛みが胸に伝わり 

僕の視界はグニャリとゆがんだ 

ドクオとショボの顔が見える 
何かを必死に叫んでるようだがその声はもう届かない 

そうだ・・・後一言言わないと 


霞み行く意識の中僕は必死に口を動かした 

309 :1:2006/07/26(水) 22:34:50.30 ID:YcNlZi7v0









「 し あ わ せ だ っ た お 」 














                          【最終話 絆 終】 






トップへ
トップへ
戻る
戻る