( ^ω^)の全てが終わったようです



233 :1:2006/07/26(水) 18:00:45.18 ID:RYi4/sDJ0












───5Day─── 
     全ては狂っていた 
      空も空気も太陽も 
       でも深く思えば 
        狂っていたのは自分だけだった 


235 :1:2006/07/26(水) 18:01:45.49 ID:RYi4/sDJ0
Side−A 
    RRRRRRRRRR 
        RRRRRRRRRRR 

電話がなる。時計をみればもう8時。一体こんな時間に誰だろうか? 
不審に思いながらも受話器をとる。受話器から聞こえてきたのはいつも聞いている 
友達の声だった 

('A`) 「よぉ。どうした?」 
(´・ω・`)「こんな時間に悪いね。ちょっと気になる事があってさ」 
('A`) 「あ・・・?何よ。気になる事って。俺のこづかいとかなら言えないぜ?」 
(´・ω・`)「誰がそんなはした金を気にするか。」 
('A`)「は・・・はしたがね・・・?」 
(´・ω・`)「そんな事より、今日のブーンについて何だけど」 

その言葉は確実に重い一言だった。 
ブーンの様子が違っていたのは自分でも確認している。 


236 :1:2006/07/26(水) 18:02:15.71 ID:RYi4/sDJ0
(´・ω・`)「で、ちょっと悪いとは思ったんだけど色々探してたらさ・・・一昨日ぐらいの新聞に 
       交通事故の記事がのっててね。ブーンのお父さんがなくなってるらしいんだ」 
('A`) 「はぁ?マジで!?あいつ・・・何にもいわねーで・・」 
(´・ω・`)「そうだね・・・少し悲しいね。それで取り越し苦労ならいいんだけど 
       なんだか不安でたまらないから今からブーンの家に行こうと思うんだけど 
       君も行くかい?」 
('A`)「ああ、行く行く。俺1人暮らしだし。どこまででもいくぜ」 
(´・ω・`)「それなのに童貞なんだよね。おかしいよね」 
(#'A`)「んな冗談言ってる場合か。行くぜ」 
(´・ω・`)「了解した。10分後にVIPマーケットの前で」 

電話を切ると急いで上着を羽織る 
何故かショボンの言うとおり嫌な予感が胸を締め付ける。 

('A`)「ったく・・・アイツ1人で抱え込む所があるからなー」 

そう呟いた言葉は、誰に届くこともなく夜空へ消えて行った 


237 :1:2006/07/26(水) 18:03:01.22 ID:RYi4/sDJ0
◆ 



( ゜ω゜)「はははは・・・・アハハッハハハハハハ」 

1人笑っていた、夕日が沈み赤く染まっていた部屋が薄暗くなっても 
僕は1人笑っていた、自分の血とカーチャンの血で赤く染まった自分の手をみながら 
"狂ったように"笑い続けていた 


( ゜ω゜)「なにが・・・・カーチャンを守るだお・・・・ 
         何が・・・しっかりしなきゃだお・・・・ 
           僕が殺した!カーチャンを・・・カーチャンを刺した・・・」 


238 :1:2006/07/26(水) 18:03:22.51 ID:RYi4/sDJ0
全ての言葉が全部自分自身に覆いかぶさる。それは目に見えなくてもソコに存在して 
ドンドンドンドン色々な事を吸収し 大きくなりブーンの事を押しつぶす 

目に見えなくても確実にそれは ブーンの心を押しつぶしていた 

( ゜ω゜)「もう・・・・どうでもいいお」 

トーチャンも死に、唯一の親であるカーチャンまでも自分が殺し 
生きる意味がなくなってしまった。 
ダラリと腕をたらし、どこか抜けたようにじーっと天井を見上げる 
ちょうどそのときだった。 

ピンポーン 

チャイムが鳴ったのは 



239 :1:2006/07/26(水) 18:03:47.74 ID:RYi4/sDJ0
Side−B 

('A`)「出て来ないな・・・・」 
(´・ω・`)「明かりもついていないけど・・留守かな」 

走って合流をした二人は当初予定していた時刻よりも早くブーンの家にたどり着いた 

(´・ω・`)「何事もおきてなければいいけど・・・・」 
ショボンが呟くように漏らした言葉、何故かその言葉にドクオの心は締め付けられた 
('A`)「あーメンドクセェ」 

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 

(´・ω・`)「・・・・いたずら小僧か」 
('A`)「いいじゃねーか。誰か出ればゴメンって謝ればいいし。俺はサクっと確認したいんだよ」 


240 :1:2006/07/26(水) 18:05:08.03 ID:RYi4/sDJ0
そして何十回目のチャイムを鳴らしたときだった 

ガチャッとカギが開く音と共にドアが開いた 


しかしそれだけ、カギが開き、ドアが開いただけで誰も出て来ない 
その代わり声が響いた 

(   )「どなたさんですお・・・・・?」 
('A`)「うおっ!?ブーンかよ・・・驚いた。」 
(   )「・・・その声はドクオかお・・?」 
(´・ω・`)「夜遅くにゴメンね、僕もいるよ」 
(   )「ショボまでかお・・・どうしたんだお?」 
('A`)「それより、良かったら上げてくれねぇ? 
   外はちっと寒いんだ。」 
(   )「・・・・・今はちょっとこまるお」 
(´・ω・`)「うん。いきなりだからゴメンね。でも僕達は君の顔を見に来たんだ 
      よければ開けて欲しいな」 
あからさまにブーンの様子は変だった 
大丈夫と言われ、ほいそれとその言葉を鵜呑みにすることはできなかった 


241 :1:2006/07/26(水) 18:05:40.11 ID:RYi4/sDJ0
ブーンは少し考えた後 

(   )「入っていいお・・・・」 
そういいながら、ドアから手を離す。バタンと締まったドアをみながら 
ドクオとショボは意を決したようにドアを開いた 

そう、終焉のドアを 


242 :1:2006/07/26(水) 18:09:56.82 ID:RYi4/sDJ0
「ふふ、それで?どうなったの?」 
そこで一旦話を区切ると彼女は少し悪戯な笑みを浮かべながら聞いてきた 
「ココから先はかなり思い出したくないお。」 
「ふーん。そんなに嫌な事だったのね」 

彼女は僕を置いて歩き出す。"終り"の"入口"に向かって歩きだす 

その後をついていくように僕も歩き出す 

"無言" 

無の世界で音までなくなると、この世界がどんなにさびしい世界ということを実感する 
だから僕はそれを理由に続きを話すことにする。 

そう、彼女に"全て知って欲しい"という本音を隠す建前にして 


243 :1:2006/07/26(水) 18:10:18.91 ID:RYi4/sDJ0
Side-C 
ドアを開けるとそこにブーンの姿はなかった 
玄関には明かりは灯っておらず、暗闇がその場を支配している。 
普通の一軒屋のはずなのに、その雰囲気はまるで別の物を連想させる 

「こっちに来て欲しいお」 

奥から声が聞こえる。一度遊びに来た事があるドクオは居間からの声だと直感で感じた 

靴を脱ぎ、居間へと向かう二人。そして居間に入るとソコも暗闇が支配している空間だった 

('A`)「暗いな・・・電気つけないのか?」 
(  )「・・・・・・」 
(´・ω・`)「つけるよ?」 
ショボが返事を待たずに電気をつける。 
ジジッと鳴きながら灯った明かりは部屋中を照らす 

そう、部屋の中央に座っているブーンの姿までも鮮明に 


244 :1:2006/07/26(水) 18:10:52.21 ID:RYi4/sDJ0
( ゜ω゜)「・・・・どうしたんだお?」 
('A`)「・・・・・・」 
(´・ω・`)「・・・・・・」 
その光景に二人は声が出なかった 
それもそうだろう、部屋の中央に座っているブーンは赤く染まっているのだから 

(´・ω・`)「どうしたの・・?それ」 
ひねり出すように出した言葉は震えていた 
その言葉に反応するようにドクオも我に帰る 
('A`)「怪我してんのか・・・?大丈夫か?」 

しかしブーンは無言だった。 
ブツブツと何かを呟くようにどこか遠くをみているブーンに二人は 
何も声を掛けれなかった 


245 :1:2006/07/26(水) 18:11:28.01 ID:RYi4/sDJ0
ジジジと蛍光灯が鳴く 
その音だけがこの空間に響く 

誰かが声を発しないとイケない。でも声を発したら目の前のブーンは壊れてしまうんじゃない
か 
そんな気になった 

(´・ω・`)「話を戻すけど・・・・どうしたのかな?ブーン。僕達に話してみないか?」 
意を決したようにショボンが声を発する。 

ブーンの真正面に座るように陣取ったショボン 
それにならうようにショボンの隣に座るドクオ 

( ゜ω゜)「・・・・・・どうもしないお・・・もうどうでもいいお・・・・ほっといてほしいお・・・」 

(´・ω・`)「うん・・・君が普通ならいいんだけどね。今の表情みてごらん。丸でドクオみたいだ
よ?」 
('A`)「そりゃどういういみだ?」 
(´・ω・`)「言葉の通り、見るに耐えれない顔をしてるってことだよ」 
(#'A`)「てんめぇぇ!」 

いつものやり取り。だけどブーンは表情を変えることなく真正面を見続けていた 


246 :1:2006/07/26(水) 18:13:13.82 ID:RYi4/sDJ0
('A`)「ブーン!何があったか話せ!」 

その態度に煮え切らなくなったドクオは机を叩きながら声を荒げる 
それに体をビクッと震わせたブーンは初めてこちらを見た 

そう、二人の姿を 

( ゜ω゜)「そんなに知りたいのかお・・・?」 
('A`)「ああ!知りたいね!お前に何が合った!何で俺らを頼らない!?友達じゃねぇのか
よ!」 
( ゜ω゜)「と、もだち?」 
('A`)「ああ!友達だろ!?」 
( ゜ω゜)「・・・・・・・なら話すお。」 

そうして口に開いた言葉で"全てが始まった" 

【第5話 始 終】 




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