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( ^ω^)ブーンが戦いの中で何かを見つけるようです

104 :1:2006/07/18(火) 18:49:36.99 ID:woLyNXar0
第12話
(*゚ー゚)「で、ここが、そうね。病院でいうナースステーションみたいなところかしら。
ここに絶対1人は衛生兵がいるわ。で、えっとこっちが休憩室。休憩中の衛生兵と自由に話し
てていいわよ。
私、用事あるから。20分ぐらいしたら戻ってくるわ。そしたらお昼にしましょ?」
しぃ衛生兵長はそういうとスタスタといなくなってしまった。
('A`)「さて、どうするか」
( ´∀`)「僕はとりあえず、女の人たちに挨拶してるモナ」
( ^ω^)「俺漏れも」
('A`)「じゃあ俺もそうするかな。ショボンはどうする?」
106 :1:2006/07/18(火) 18:51:56.42 ID:woLyNXar0
ショボンは自販機でジュースを買うと、椅子に腰掛けながらつまらなさそうにいった。
(´・ω・`)「女なんか見てもつまらないからね。僕はここで待ってるよ」
('A`)「……ま、まぁそういう人間も世の中にはいるよな。
じゃあ俺ちょっと歩きまわって声かけまくってくるぜ」
( ´∀`)「僕もそうするモナ」
みんな早速行動を開始する。
( ^ω^)「ど、どうするお?とりあえず近くの人に声をかけてみるお」
周りを見渡してみるがあいにく男のショボンしか、――隅のほうに1人、女性が腰掛けていた。
( ^ω^)(キレイな人だお…。アタックしてみるお!)
107 :1:2006/07/18(火) 18:53:37.03 ID:woLyNXar0
( ^ω^)「あ、あの」
女性はチラとこちらを見る。そのまま黙ったままだ。
( ^ω^)「僕、新しくここに来たブーン三等陸士ですお。そ、それで」
ξ゚听)ξ「それで?」
( ^ω^)「あ、挨拶をと思ったんだお。よかったらお話しませんかお?」
女性はジッとブーンを見つめ、うーんと唸り、
ξ゚听)ξ「ま、いいわ。一人で退屈してたしね。隣、座りなさいよ」
ブーンは女性に言われるがまま、隣に腰を下ろす。
108 :1:2006/07/18(火) 18:54:53.47 ID:woLyNXar0
ξ゚听)ξ「ツンよ」
( ^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「名前よ、名前。よろしくね、ブーン。あんた、新しく来たってことは徴兵でやってきた
の?」
( ^ω^)「そうだお。ツンもそうなのかお?」
ξ゚听)ξ「私は違うわ。志願したのよ。
親には反対されたけどね。女のお前が兵士になる必要はない。お前をそんな娘に育てたつも
りも無い。なんていって。
けど、私ね、嫌だったのよ。同じ日本で戦争が起きてたくさんの人が死んで。
それなのに私は平和な生活を送ってるなんて」
( ^ω^)「ツンは、ツンは偉いお。僕なんか、外のことなんて自分に関係なくて、
戦争がおころうがそれで人が死のうが、僕には関係ないと思ってたお」
ξ゚听)ξ「……今はどうなのよ?」
109 :1:2006/07/18(火) 18:56:07.44 ID:woLyNXar0
( ^ω^)「今は違うお。ここに来る前、厳しい訓練をしたお。
けど、それでも仲間と一緒ならがんばれたお。
僕は、教官や、仲間とまた一緒に平和に笑える日がくるように、そのために戦ってるお」
ξ゚听)ξ「そう。ならいいじゃない。大切なのは今よ。今のあんたと昔のあんた、違うのは当た
り前だからね」
ツンはそこまでいうと、急に顔を赤くして、焦ったようにこう付け足した。
ξ///)ξ「べ、別に今の話聞いてカッコイイとか思ってないんだからね!か、勘違いしないで
よ!」
( ^ω^)「そ、そうなのかお…」
110 :1:2006/07/18(火) 18:57:36.30 ID:woLyNXar0
ξ゚听)ξ「あ……」
ツンが急にブーンの手をとる。
ξ゚听)ξ「ここ、怪我してる」
( ^ω^)「お?」
たしかに、ブーンの手の甲には小さな切り傷ができていた。
ツンはポケットから兵隊にはおよそにつかわない、
けれど、彼女にはピッタリの可愛い絆創膏を取り出すとブーンの手の甲に張った。
ξ///)ξ「え、えっと、これはあたしの話を真面目に聞いてくれたお礼。じゃ、じゃあね、ま
た!」
ツンは顔を赤くしながら、歯切れ悪くいうと走っていってしまった。
( ^ω^)「あ、…いってしまったお。僕こそお礼いわなきゃならないのにお」
ブーンは絆創膏を見つめながら、彼女のことを思い出す。
111 :1:2006/07/18(火) 18:58:32.08 ID:woLyNXar0
そんな様子を最初から最後まで見ていた男がいた。
(´・ω・`)「はぁ。ブーン、君も女という一度はまったら抜け出せない、
ディープトラップへとはまっていくんだね…」
その男、ショボンはさも残念そうにつぶやいた。
112 :1:2006/07/18(火) 19:00:52.52 ID:woLyNXar0
―そのころのジョルジュ隊長―
ジョルジュは、体育座りで空を見ていた。
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( ゚∀゚)(お腹減ったな……)
もうお昼だろう。さっさと飯を食いたいが部下を置いてけば司令に怒鳴られる。
なんだかもう踏んだり蹴ったりだ。悲しくなって体育座りで足と足の間に顔をうずめる。
カツカツという足音がすぐ近くまで来て、止まる。
うずめていた頭を上げてみると、隣にはしぃが立っていた。
なんだ、まだ怒り足りないのか。
113 :1:2006/07/18(火) 19:02:06.81 ID:woLyNXar0
しかし、ジョルジュの予想に反して、しぃは優しい声で語りかける。
(*゚ー゚)「全くあなたには困ったものね。……はい、これ。
今日は私、食堂で食べるからいらないの。捨てるのもったいないし。じゃあね」
そういうと、可愛らしいお弁当箱を渡してくれた。そのまま何も言わずに戻っていく。
開けてみると手作りの料理が所狭しとならんでいる。
一口食べてみる。懐かしい味が口の中に広がった。
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( ゚∀゚)「…しぃ、やっぱり君の料理が一番おいしいよ」
ジョルジュはそっとつぶやいた。
114 :1:2006/07/18(火) 19:03:10.75 ID:woLyNXar0
今回の投下はこれで終わりです。
夜にまた投下できれば、2,3話投下したいと思います。

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